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2016/06/14(火)
富士山特急ビフォーアフター
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前回の日記での予告通り、またまた電車に乗ってきたひまひま管理人です。定期的に電車に乗って毒素を排出しないと、毒が体に回っておかしくなってしまうのです。デトックス鉄旅とお呼びください(何だそりゃ)。
さて、今回のお目当ては、今年4月にデビューした富士急行の新型特急「富士山ビュー特急」です。 日曜日の夕方、河口湖行の高速バスに乗るために、横浜駅へ。ジョイナスと一体化されて、すっかり店舗の配置が変わったダイヤモンド地下街(旧称)に戸惑います。目指す22番乗り場が見当たらない…。なんか以前もこんなことがあったことを思い出した(2015年1月の二俣川写真日記「横浜〜海老名ローカル路線バスの旅」参照)。そうだ、第二バス乗り場が別にあるんだ。 あわてて移動して、なんとか間に合いました。はあはあ。自分の学習能力の無さは置いておくとして、この乗り場、初めて横浜に来た人にはけっこう難易度高いような気がするのですが。もう少し案内表示を増やせないでしょうか。 座席がほぼ埋まるぐらいの乗客を乗せてバスは発車。若いグループ客が多いですが、中には年配の人もいます。隣の席には、半袖短パンの男性客が座りました。太ってはないけど筋肉質で、やや圧迫感が…。自転車にでも乗る人なのかな。 バスは三ツ沢方面を回って、横浜新道〜保土ヶ谷バイパス〜東名へと走ります。横浜市内の一般道で時間がかかったけど、あとは至って順調。外は暗くなり、賑やかだった車内もじきに静かになりました。ちなみに、隣の男性は富士学校前というバス停で下車。自衛隊の人だったのですね。 御殿場〜山中湖と経由し、およそ2時間半で富士急ハイランドバス停に到着。ここで下車します(バス停が遊園地敷地内にあって、出口がわからず右往左往)。この日は近くのビジネスホテルに宿泊し、翌日、富士山駅(旧富士吉田駅)へと向かい、お目当ての富士山ビュー特急に乗ります。
入線してきました、下の写真がその富士山ビュー特急。もともと小田急と御殿場線の直通特急「あさぎり」に使用されていた、JR東海の車両を改装したものです。富士急は同じく元あさぎり号の小田急ロマンスカーも「フジサン特急」として運転していて(2014年11月のひまひま日記参照)、富士山をはさんで静岡県側を一緒に走っていた2つの特急が、今度は山梨県側で競演しているわけです。 富士山ビュー特急をデザインしたのは、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星」などでおなじみの水戸岡鋭治さん。このひまひま日記でも何回か触れたことがあります。車内は、木をふんだんに使っていて明るくていい感じ。 ただ…この車両、あさぎり号時代は、バブル期の設計だけあって、窓がやたらめったらデカくて、いかにもリゾート特急!という雰囲気が特徴だったので、それは残して欲しかったなあ…と思うのです。今回の改装で、窓枠に木がはめられ、車内から見るとだいぶ小さい窓になってしまいました(水戸岡さんは、枠があってこそ絵が引き立つ、という信念があるようなので仕方ないのですが)。 水戸岡デザインって、もともと豪華な車両を改装したり、ふんだんにお金をかけて作るよりも、古い車両や何の変哲も無い車両を一新するところに真価を発揮するのでは…と勝手に思っています。でも、車体全面を1色で塗ってインパクトを与えたり、座席に本革を使ったりするのは、この人が先駆者。そう考えると、この人なしには相鉄のネイビーブルー車両も生まれなかったかも!?
ちなみに、肝心の富士山ビューですが、雨天のため全く見えませんでした。電車が止まるほどの大嵐にならなくて良かった、日頃の行いの賜物だと思うようにします。
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