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2017/04/09(日)
ひまひま朝ドラ日記・2017年春(つづき)
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4月スタートの『ひよっこ』、さっそく1週間通しで見てみました。 舞台は架空の「奥茨城村」。「北三陸市」を思い出し、やっぱり『あまちゃん』焼き直し路線なのかなあ…と思いましたが(宮本信子も出てくるし)、脚本的にはあまり奇をてらってなくてしっとりした雰囲気で、それほど『あまちゃん』意識はしていない感じでした。 悪い印象は無く、2週目も見てみようと思えたのですが、一方で前回の日記で書いた「とりたてて理由は無いけど、過去2作は何となく好きではなかった」の理由もわかった気がします。主人公はいい子だし、出てくる人もみな優しそうだし、ドラマにあまり悪意が無いのです(悪意というのはおかしいから、毒と言うか…)。これは過去作にも共通していたと思う。 わかりやすい悪人を出すんじゃなくて、普通の人の心の中の悪意が、ちょっと見え隠れするぐらいがいい。今後、たまにはそんな場面もあるといいかな…と思ったが、朝ドラ視聴者はそんなもの望んでいないのか。
主題歌は桑田佳祐。桑田以上でも桑田以下でも…(略)。昭和っぽさを意識しているのはわかります。タイトルバックはすごく凝っててかっこいい。このあたりはいつも大阪制作より東京制作が上手に感じます。 (ちなみに桑田佳祐作詞・作曲の朝ドラ主題歌は、1997年の『甘辛しゃん』以来。歌ってたのは原由子。主題歌は明るいけど、内容は朝から陰気なドラマだったなあ。) 前回のおさらいを長々と流さないで、いきなりオープニングから始まるのも、テンポが良くていいです。 あと、増田明美さんのナレーションは、どういう立ち位置なんでしょう。いきなり「おはようございます、増田明美です」とか自己紹介しちゃうし、「朝ドラには変なおじさんがよく出てきますね」とか余計なことを言うし(と言うか、余計なことを言ってくれそうなイメージでの起用??)。 まあそんなわけで、今後を期待しつつ、今週はこのへんで。
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