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2018/01/03(水)
子どもに、夢と現実を
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ひまひまなので連続更新です。いま、テレビでアニメ映画『君の名は。』をやっています。録画して後日見るつもりですが、何でこの映画がこんなにヒットしたのかというと、昭和を思わせるやや地味目な絵柄の要因も大きいと思う。昭和生まれとしては、安心して見られるのです。これが今風の萌え系アニメの絵柄だったら、一気にいかがわしい雰囲気になってしまい、こんなにはヒットしなかったでしょう。 …と、まだ見てもいないのに好き勝手なことを言ってしまいました。
男女入れ替えというシチュエーションでは、ドラえもんのある短編を思い出します。 ざっと粗筋をかいつまむと、ドラえもんの道具でのび太としずかの身体が入れ替わり、何をやっても大活躍で皆に人が変わったようだと驚かれるしずか(体はのび太)。一方でのび太(体はしずか)は何をやっても失敗ばかり。元に戻してとドラえもんに泣きつくも、「男とか女とか関係なく人間としてのきみが…」と説教され、「これは当事者の合意の問題だから」と突き放される。 しょんぼりと家に帰るのび太。その頃、お風呂に入ろうとしたしずかは、自分の身体(のび太)を見て、「今ごろ向こうでは…」と驚愕。「お互いさまだよね」と服を脱ごうとしていたのび太を「だめーっ!」と止めてオチ…という内容(我ながら、よく覚えているもんだなあ)。 まあ、もっと早く気づけという話で、若干オチまでの流れに無理がある感じもしますが…。 ドラえもんを、「子どもに夢を与えるファンタジー漫画」と評する人がいます(というかそれが大半か?)。その実、この話に象徴されるように、ファンタジーの要素を使って子どもに現実を見せつける冷酷さも併せ持つのがドラえもん(と藤子・F・不二雄)なのです。 …などとどうでもいいことを書きつつ。明日から仕事だ。現実に戻らなければいけないのは私でした。すみません。
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