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2019/07/07(日)
叱り方について考える(適当)
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5月のひまひま日記で、地元のコミュニティーFMを聴いて日々モヤモヤしている(じゃあ聴くな)という話題を書いたのですが、その放送局で先日、全国のコミュニティーFMで放送されているという番組が流れていて、自局の番組が取り上げられていました。 「学生DJがボランティア(!)として制作に携わっているユニークな局」という扱いだったのですが、インタビューを受けていた学生DJの女の子、ハイテンションな口調で、いかに局の女性MCが、厳しくも暖かく学生DJを育ててくれているか…ということを語りまくっていました。で、それを受けて局のMC、否定することも無く、「ぼーっと生活しているんじゃなくて、情報を伝える者として日々意識して生活しなさいと、常に言っています」と…。 学生DJさん、おべっかなどではなく、本当にこのMCさんを尊敬して言っているのだと思います。でも、若い学生さんを否定するつもりは無いのですが、大勢の前で上司や先輩を称賛できる感覚は、自分には無いなあ…と。
何でこんなにモヤモヤしてしまうかと言うと、このMC、ある女子学生(もう卒業してしまったみたいですが)に対して、本番中にやたら厳しかったのです。もっと具体的に言わないとわからないとか、そんな棒読みでは伝わらないとか、ダメ出しを(笑いゼロで)しまくって。その学生さん、確かに若干ドンくさい感じはするのですが、怒られてますます委縮して、怯えつつ放送しているのが伝わってきて…つらいなあ(と勝手に共感)。 ラジオに限らず、例えば飲食店などで、大勢の前で叱るのって良くないと思うのです。本人を委縮させてしまい逆効果になる可能性があるし、周りで聞いている周囲の人たちだって嫌な気持ちになりかねません。
世間でこの「人前で怒る」というのが無くならないのはなぜなのか、考えてみた。 @「こういうことをすると、こうなるのだぞ」という周囲への見せしめ A単純に、その場で怒らないと気が済まないぐらいブチ切れている B「私はこんなに厳しく指導することができるのです」というアピール @は会社の朝礼などでありがちですね(朝礼のある会社に所属した経験が無いですけど…)。上司が大勢の前で一人の社員を吊るし上げるような。ただ、ラジオのリスナーに見せしめをしてもしょうがないので、今回の場合は当てはまりません。 Aは人として気持ちはわかるのですが、「部下や後輩をまともに指導できない人間」という評価を自分自身も受けてしまいかねないので、諸刃の剣です。 Bもありがちですね。上手にやれば、本当はAなのに誤魔化すこともできそうです。叱っている側は「厳しく指導できる自分」という全能感も感じられそう。やられるほうはたまったもんじゃないですが…。
そんなわけで、部下や後輩をまともに指導した経験が無い人間が考えてみました(説得力ゼロ)。個人的には、人前で叱るというのはやめてもらいたいものです。でも、世間一般では、最初の女子学生のように、叱責を「愛のある指導」と捉えることができる人間が伸びていって、委縮したり恨んだりしている人間(自分含む)は脱落していくのだろうな。うーん…。 まあ、こんなモヤモヤしながらラジオを聴いてるんだったら、やっぱり結論は「だったら聴くな」ですが。
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