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2019/09/02(月)
馬鹿(私)が電車でやって来る
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はあーあついあついあつい(毎年のように言ってますね)。暑さに加えて、慣れない夜勤の仕事を始めたこともあって、身も心もダウン気味です。夜勤といっても十分仮眠が取れるのですが、結局家に帰ってまた寝てしまって、夜眠れなくなって…の悪循環。睡眠が乱れると身体だけじゃなくて心も乱れてくる気がするので、気をつけよう。
さて、今月読んだ本と観たDVDのコーナー。近隣市町村の住民も横浜市の図書館に利用登録できると知り、十何年ぶりに登録して借りてきた本。1982年、横浜市発行の『市民グラフヨコハマ』。テーマは「横浜の鉄道」。これは貴重! 写真も内容も懐かしいものばかりなのですが、文章などの端々に時代を感じます。何というか、行政の刊行物で今じゃこれはアウトだろうなあ…というか(「捜査員vsスリ プロとプロとの一騎討ち」などという強烈な記事も…)。 横浜市内の各路線を順番に取り上げているのですが(横浜線などは容赦なくディスられています)、相鉄は一番最後。当時の相鉄って、こういう扱いだったよなあ…。ずいぶんと立派になったものだと思います(親戚か)。
次に、レンタルDVDで観た『馬鹿が戦車(タンク)でやって来る』。何と前回の東京五輪の年、1964年の作品です。インパクト大のタイトルで、いつかは観てみたいと思っていたのです。山田洋次監督作品だとは知らなかった。 中身はコメディだと思いきや、というかコメディなのですが、最後まで観ると、ずーんと暗く、しょんぼりした気持ちに…。ネットで「さすが山田洋次、全然笑えない」などと揶揄していた人がいたけど、そりゃそうでしょう、単純に笑わせようとしていないだろうから。 現代では放送禁止の差別用語が全編に出てきますが、当然差別の意図は無く、むしろ差別する側の愚かさみたいなものを描いた映画です。そして、差別される側の勝利で終わらないのが辛い。もやもやと(悪い意味でなく)、心に残る映画でした。
最後に、大河ドラマ『いだてん』。もともと面白かったけど、物語が佳境に入ってきてさらに面白くなってきた感じ。戦前の生々しい時代を、ここまで笑いを交えて描けるのはさすがだと思います。 笑いに包んではいますが、「スポーツは国民を元気にするものであって、国家のためのものではない」というテーマがはっきりしてきたような気がする。落語を並行して描いていることも、これから生きてくるのでしょう。 低視聴率でバカにされていたけど、むしろ高視聴率でなくて良かったかも知れないと思います。右からも左からも、ワーワー言われてしまうテーマだから。あと3ヶ月ちょっと、このまま突っ走ってほしいと思います(というか、このペースで終わるのか??)。
そんなこんなで。今月もよろしくお願いします。
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