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2020/04/30(木)
いだてん個人的名セリフ集(第1回〜第9回)
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いだてんの再放送に合わせて、各回の感想を書いてみようと思って始めてみたものの、いやー…毎回感想を書くのって思ったより大変だなあ。いつも、毎回ネットに上がる朝ドラの感想記事などを見て、テキトーなこと書いててラクだなあなどと思っていたけど、毎回書くだけで十分エラい(こんな箇条書きじゃないですしね)。いや、一番偉いのは脚本家さんですけれど。 そんなわけで、方針変更して、感想ではなくて各回の個人的ベスト名セリフを決定することにします。せっかくなので、初回にさかのぼってスタートです。
◆第1回「これは、羽田の悲劇ですよ!」(永井道明) ほんとは嘉納先生の「きみ、早稲田じゃないだろ!」にしたかったのですが、それじゃあんまりなので永井先生のこのセリフに決定。オリンピックのネガティブな面もきちんと描いていくという作り手の決意表明と、実は一番選手や生徒のことを心配している永井先生のキャラクター、両方を表しているセリフでした。…まあこの人は初回がピークで、回を重ねるごとにお笑い担当へとなっていくのですが。
◆第2回「丈夫な体ば、お国のために使うか、自分のために使うか、決めるのは四三さんたい、自由ったい」(春野スヤ) これはいいセリフだなあ。スヤさんの四三さんのことを思う気持ちがよく伝わります。このドラマのスタンスもよく表していますね。
◆第3回「レンコンの穴から世界は見えんばい!」(美川秀信) これ、小梅のことで頭が一杯になっている美川くんが、単に金栗氏に八つ当たりしただけだと思うけど、でも何となく名言っぽい響きなので選びました。
◆第4回 見られず 前回書いた通り録画失敗です…。
◆第5回「そのばってんが気に入らねえ!」(黒坂辛作) 足袋に文句をつけられ、ブチ切れる辛作さんのセリフ。ちなみに本放送の時のピエール瀧は、ひょうきん懺悔室のように(←古い)手でバッテンを作っていました(笑)。
◆第6回「黎明の鐘となってくれたまえ!」(嘉納治五郎) 四三さんが涙と鼻水を流して感激し、ずーっと忘れないこのセリフ。この後に「(渡航費は)君が出す、というのはどうかね?」と続くのですが…。
◆第7回「いっちょん分からんです。分らんけん、走っとるとです。」(金栗四三) 走るとはどういう気持ちか、シマちゃんに問われた四三さんのセリフ。三島家でのテーブルマナーの練習ですっかり意気消沈していた四三さんが、このセリフはきっぱりと答えるのがよかった。 この回、印象に残るセリフが多くて選出に迷ったのですが、次点は嘉納先生の「私を誰だと思っとる、十万の男だぞ私は!」。そして可児先生が珍しく「十万持ってる男のことを十万の男と言うのであって、先生の十万は借金です」と正しいツッコミを(もちろん嘉納先生激怒)。
◆第8回「お前が行かんと後が続かん!お前がそぎゃん弱虫やったら、百年後のいだてんも弱虫たい!」(金栗実次) ストックホルムへの出発を前にして弱気になる四三を叱咤激励する、兄・実次のセリフ。お兄ちゃん、いいキャラクターだよなあ。次点は、弥彦と母との別れのシーン、「当たり前じゃあ、おまんさんは三島家の誇りなんじゃから!」。ベタだけど泣いてしまった。その後、嘉納先生の「乗れなかったよ!」で落とすんだけど(「きみ、早稲田じゃないだろ!」もそうだけど、役所広司さんの言い方が面白いのだ)。
◆第9回「私だよ!ジゴロー・カノー!だから行くんだよ、文句あるか!」(嘉納治五郎) シベリア鉄道での道中を描いた回。面白かったんだけど、セリフを選ぶとなると難しかった。そこでメインの話から外れて、渡航許可を出してもらえずに文科省の役人に怒り出す嘉納先生のセリフを選出。「明日も来るぞ!…来るからな!」も笑いました。
そんなわけで。これ最終回まで続けられるかなあ…。また次回。
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