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2020/05/31(日)
いだてん名セリフ集(第16回〜第18回)&スカーレット
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ううう…。いだてんの走りに(というか放送のペースに)、全く追いつかなくなってしまった。週3本はきついなあ。とりあえず、行けるところまでいってみよう。
◆第16回「臭えかどうか決めるのは、客じゃねえのか?」(牢名主) この回も金栗さんサイドの話ではなくて、美濃部孝蔵サイドの話から選出。一文無しで宿屋に泊まって、牢屋に入れられてしまった孝蔵。新聞で師匠の死を知り、深いショックを受ける。ここでの牢名主とのやり取りがいいのだ。獄中で演じる落語に師匠との別れのシーン(第14回)が重ねられ、泣かされます。 次点は、戦争で欧州はオリンピックなど開催できる状況に無いと主張する二階堂トクヨに対し、嘉納先生の「国家だろうが、戦争だろうが、若者の夢を奪う権利は誰にも無いんだよ!」。このセリフ、嘉納先生の最期までを物語で見た後だと、本放送で見た時と別の感慨があるな…。 最後に、四三さん、わざわざ熊本から出てきたスヤさんに「帰って!」はひど過ぎ。そりゃー幾江さんが、「実次ー!!」と怒鳴りこんでも仕方ない。実次さんは飛んだとばっちりですけど。
◆第17回「この人は水ばぶっかけると大人しゅうなりますけん」(池辺スヤ) ベルリンオリンピック中止にふさぎこむ四三さんに、熊本から再びやってきていきなり水をぶっかけるスヤさんのセリフ。 次点は二階堂トクヨの「恥を知りなさい、この不良少女!」。女子もレースに参加することを相談したシマちゃん、肋木の刑に処されてしまいます。二階堂先生、やはり永井先生の弟子だ。
◆第18回「あなたはもう古い!女子の体育は女子の手で!」(二階堂トクヨ) 女子体育がテーマの回。ということで、トクヨ先生のこのセリフを選出。言われた後の、永井先生の憑き物が落ちたようなと言うか、呆然とした表情がよかった。 次点はスヤさんが連呼した「美川に言ってもしょうがなかばってん!」。散々愚痴をぶつけておいて、あんまりだ。まあ日記を盗み読みするような男だから自業自得か。
最後におまけ。いだてんじゃなくて朝ドラのセリフから。『スカーレット』、以前書いたように終盤しか見ていなかったのですが、先日総集編が放送されたので、見てみました。 「僕にとって喜美子は女や。陶芸家やない。ずっと男と女やった」。このセリフに尽きます。こんな生々しいセリフ、男性の脚本家さんだとまず書かないと思う(四三さんとスヤさんの会話と比べるとよくわかる)。 そして、火を噴く「穴窯」に、主人公が薪をくべ続けるシーン。創作をする人間の狂気を感じさせました。序盤からもっともっとこういうシーンが見たかったなあ、と思います。
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