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2004/07/26(月)
悲恋じゃなかった・・・
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冬のソナタ、1巻と9巻以外は最終回まで見終わりました。 順番めちゃくちゃでしたが、話はつながります。やっぱり良いです〜。 山口百恵みたいな悲恋ものかと予想しましたが、違いましたよ。 ネタバレになっちゃいますが、ハッピーエンドです(^^)それもハリウッド的ではなく、オリエンタルなハッピーエンドですね。すごい余韻に浸れます。さらりと綺麗に泣かせてくれますよ。 こういう戦前の純文学の香りがするTVドラマを生み出す韓国の文化は、日本人がどこかに置き忘れた「美徳」を感じさせてくれます。 書店に行くと、この冬ソナブームのものすごさに驚きますが、こういうオーソドックスな感性を現代の女性が求めたのは、スレた感覚の前衛的作品に飽きたからなのかもしれないです。潤いを感じますもの。 日本の子供は先進国一読書量が少ないと言われていますが、昨今の芥川賞の低迷ぶりを見ても、日本の純文学は根が枯れてしまったのかなあ、、、 ところがニュースによると、ネットの普及で近代日本文学の一文を読んだ人が、その文学作品に興味を持ち、本を買う現象が最近起きてるとかで、少しずつ復活の兆しはありそうです(^^)。 教育テレビの「日本語であそぼう」を見てたら、私も中也の詩集読み直したくなったんですがね。 最近島崎藤村の「初恋」やってたけど、まんま冬のソナタですね(^^)
そんなこんな9巻見終わったら、ちょこっとでも居間に感想入れようと思います。 すごいツッコミどころ満載だしね(^^;(このツッコミというからかい感覚が、日本がオーソドックスな作品を産みにくい土壌にしてるのかも、、、、)
「仮面ライダー剣」の前半、女医さんと橘の純愛がすごく良かったんですが、あのパズルのピースは冬ソナのオマージュでしょうか(笑)睦月と望美の携帯電話でのやりとりも、気のせいか影響ありそうな気がします。 ブレイドは非常に古典的でまじめな作風なんですよね。私はそこが好きですが、それがベタ過ぎでつまらないと、より刺激を求める人もいるでしょうし、赤面するほど純愛要素(始と天音も含め)は基本的にツッコミ好き(私もそうですが)で、恋愛に興味がない(人同士の濃い関わりそのものに興味がない)奥手なオタクは苦手かもしれないです。 でも男同士戦って殺し合う宿命、か。なんか昔のヤクザ映画と似てますね(笑)そういう作品が続くと、さすがに殺伐としてて私なんかはげんなりなんですよ、、、 建前と本音を巧みにゆさぶりながらも、全うな「理想」を描く路線が続くと良いなあと思ってますが。。。
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![](/user/fuzakeoni/img/2004_7/26.jpg) |
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