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2003/12/17(水)
あたしンち、観てきました!
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映画「あたしンち」 昨日、病み上がりの1号と観に行ってきました。 ちょっと気むずかしいお年頃の娘と母親が観るにはぴったりの映画で、家族の温かさをユーモラスに描いた作品でした。
正直、数年前「となりの山田君」を病み上がりの娘と観に行ったのですが、これを大画面で観る意味があるかなって思ったし、去年の「猫の恩返し」の同時上映のギャグ漫画も今ひとつ好きになれなっかたんで、今回もあまり期待してなかったのですが、、、、1号が一番観たい映画だったもんで、気乗りしないながら観たところ、 大画面の迫力はないけれどゆったりした気分で楽しめるし、でも退屈はしないし、観賞後、私たちもああなったらどうする〜?みたいな話で盛り上がれてとってもいいですよ。 少なくとも我が家にはちょうどタイミングがツボでした!
それとこの映画がこんなに好印象なのは、ガッシュの来夏映画公開の特報が入ってるんでそれがものすごくうれしかったんで、その効果も絶大かと。来年夏映画はガッシュ単体でやるんでしょうか? とにかく、楽しみです!!
◎以下「あたしンち」ネタバレありの感想です。ご注意を!*********** 他人と体と心が入れ替わってしまうという話は、「転校生」以来見飽きちゃったかなって感があって、導入部はなんかマンネリ映画の予感がしました。 でもこれが、母と女子高生が入れ替わるってあたりがなかなか映像にしてみると面白い。だって人ごとではないし、妙に双方の心情がわかってしまって笑えました。 みかんちゃんは母親になって家事をしてみて、大変な役割を思い知るのです。 図太い母は高校ではあまり悩むことはないようで本当かい?って感じでしたが、うちの1号は学校行き始めるのに抵抗あったんで、ちょうどいい元気の出る話でした。 主婦というと近所つきあいが大変だとか、高校だといじめの問題が起こるとか、そういうなまじ人間関係に入り込まないでさらりと温かい部分にスポットが当たっているので、観賞後とても気持ちのいい作品になっています。 母と娘の温かい情愛も良いのですが、10代の子供にとって最も共感を得られそうなのは、みかんの親友との関係ですね。そこを丁寧に絡ませているので、家族愛と隣人愛双方の支え合いが描かれているのがうまいなと思いました。
話としては今ひとつかなって思ったのは、お母さんの同窓会でお母さんの初恋相手とのノスタルジーいっぱいの再会シーン、、、 今時あれだけレトロな風景はなかなか田舎にもないような感じでタイムスリップしたのかなってくらい違和感あったんですが、、、九州の田舎って今でもああなのでしょうか、、、@@; 後は夫がいるのに、かつての初恋相手の家を訪ねて、二人きりで時間を過ごすってのは、ちょっと主婦感覚ではざわっとしましたね(汗笑) まあそこはそれでも、娘の学校生活を知った母と、母の娘時代を知ると娘というお互い同じ思いを過ごしたという流れで良いのかなっては思います。 今ひとつ登場の必然性が謎だったのは田中さん、ちょっと鳩といいなんか気色悪いなって思いました(すみません)家族関係で終始せず周囲との関わりも欲しかったのかもしれませんが、にしても唐突な感じがしまして(汗)
オチは何か一波乱あるのかなってちょっと期待したんですが、これが非常に潔いひきで、極めて平凡に終わるのが逆に好感持てたりします。
総じて、ハナマル感動の超大作というわけではないのですが、子供と母親が、それぞれの立場や思いを見つめ直させてくれる癒し系の優良アニメですね。ほっちしたい気分の人にはお勧めです。 ほのぼのとはしていますが、テーマ自体はバックトゥーザフュチャーテイストの「あたしンち」って感じです。雷ネタはかなりスピルバーグっぽいなと思ったんですが、、、、 でもホント、悲しいことがあったら、押入れの中に引きこもって思いっきり素直に泣ける家庭っていいなあって思いました。
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