プレハブの居間
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2004/07/29(木) バトルクロニクル!初見参!!
昨日、デジモンアドベンチャー最終回を初めて見た3号。。
デジモンとの別れの電車シーンで、それはそれは悲しそうな顔で、
「ママ、これ、悲しい;」と言いました。言葉に出来ないなりに感じるものがあるんでしょうね。
3号の言葉でつい私の方が泣いてしまいましたよ(笑)

さて、本日夕方、デジモンバトルクロニクル、買って来ました。早速夕食済ませてうちで待機してたS君と、1,2号は、誰一人解説書を読まずにプレイを始めます(^^;。スマブラとほとんど同じなんだそうで。S君はジャンプで情報を読んでたとかで、やけに技に詳しい@@;S君がやっぱり強いようです。
S君のキャラセレクトは、アグモン、ブイモン、アグニモン、好きな順だそうです。1号はゴマモンかテイルモン。2号はもっぱらテントモンです(笑)。3号はゲーム見てニコニコしてます。
でもついにコントローラーを借りて、パタモンで参戦してる@@;出来るのかよ。。。

でもこのゲーム、、、、年寄りの私にはとっても出来そうにないゲームですなーー;

特典のDVD、見たいのですが、まだ子供にTVを占領されて見てません。見たら感想、居間にでも入れますね。

2004/07/27(火) 3号のでーととこい
「でーとの絵を書いてるの」と3号。「え?デートって何?」
と聞くと
「デートってのはね。男と女がテーブルとイス使ってジュース飲むことだよ。男はメロンソーダで女はオレンジジュースを飲むんだよ」
「へえよく知ってるねえ(笑)なんで知ってるの?」
「私、赤ちゃんの頃は知らなかったけど、5歳になったから知ってるの。他に<こい>ってのもあるんだよ。」
「ええ?こいって何?」
「え?ママ知らなかったの?こいってのは、男と女がスキスキって言って目がハートになることだよ。で、女は照れちゃうの。それじゃあママ、<ケッコン>って知ってる?」
「教えて」
「ケッコンというのはね、男と女が好き好きってチュウすることだよ」
さすが、冬のソナタを一緒に観てるだけあるな(爆)
「じゃあ、剣崎君と橘さんがテーブル囲んでジュース飲むのは、デートなの?」と余計なことを聞く腐った母。
あっさり「ちがうよ」と言われちまった。良かった(バカ)
ちなみに下の絵は、ケッコンの絵だそうです。

あさってはデジモンバトルクロニクルの発売ですね。久々に我が家で格闘ゲーム解禁です。なんて、2号は他の子の家に遊びに行ってスマブラやってますが、明日からはバトクロ小学生普及のため、うちに友達呼んでやらせましょう(笑)
映画の映像特典が付くみたいだし、私自身ゲーム三昧になりそう。とっても楽しみです。
毎日、無印DVD3号と順調に見てます。何度見ても、子供達がDWに戻るあたりや光子郎の両親の告知シーンはうるうる来ますねえ。

2004/07/26(月) 悲恋じゃなかった・・・
冬のソナタ、1巻と9巻以外は最終回まで見終わりました。
順番めちゃくちゃでしたが、話はつながります。やっぱり良いです〜。
山口百恵みたいな悲恋ものかと予想しましたが、違いましたよ。
ネタバレになっちゃいますが、ハッピーエンドです(^^)それもハリウッド的ではなく、オリエンタルなハッピーエンドですね。すごい余韻に浸れます。さらりと綺麗に泣かせてくれますよ。
こういう戦前の純文学の香りがするTVドラマを生み出す韓国の文化は、日本人がどこかに置き忘れた「美徳」を感じさせてくれます。
書店に行くと、この冬ソナブームのものすごさに驚きますが、こういうオーソドックスな感性を現代の女性が求めたのは、スレた感覚の前衛的作品に飽きたからなのかもしれないです。潤いを感じますもの。
日本の子供は先進国一読書量が少ないと言われていますが、昨今の芥川賞の低迷ぶりを見ても、日本の純文学は根が枯れてしまったのかなあ、、、
ところがニュースによると、ネットの普及で近代日本文学の一文を読んだ人が、その文学作品に興味を持ち、本を買う現象が最近起きてるとかで、少しずつ復活の兆しはありそうです(^^)。
教育テレビの「日本語であそぼう」を見てたら、私も中也の詩集読み直したくなったんですがね。
最近島崎藤村の「初恋」やってたけど、まんま冬のソナタですね(^^)

そんなこんな9巻見終わったら、ちょこっとでも居間に感想入れようと思います。
すごいツッコミどころ満載だしね(^^;(このツッコミというからかい感覚が、日本がオーソドックスな作品を産みにくい土壌にしてるのかも、、、、)

「仮面ライダー剣」の前半、女医さんと橘の純愛がすごく良かったんですが、あのパズルのピースは冬ソナのオマージュでしょうか(笑)睦月と望美の携帯電話でのやりとりも、気のせいか影響ありそうな気がします。
ブレイドは非常に古典的でまじめな作風なんですよね。私はそこが好きですが、それがベタ過ぎでつまらないと、より刺激を求める人もいるでしょうし、赤面するほど純愛要素(始と天音も含め)は基本的にツッコミ好き(私もそうですが)で、恋愛に興味がない(人同士の濃い関わりそのものに興味がない)奥手なオタクは苦手かもしれないです。
でも男同士戦って殺し合う宿命、か。なんか昔のヤクザ映画と似てますね(笑)そういう作品が続くと、さすがに殺伐としてて私なんかはげんなりなんですよ、、、
建前と本音を巧みにゆさぶりながらも、全うな「理想」を描く路線が続くと良いなあと思ってますが。。。

2004/07/23(金) デジアドDVDBOX届きました!
本日発売のデジモンアドベンチャーDVDBOX、無事届きました。感激で胸がいっぱいになりながら、開封しました。
まだDVDは観てません。これから毎夜1巻ずつ家族で観たいです。(深夜は一人、冬ソナ未視聴部分を観ることに。これが全然順番通り観られないので脳内ぐちゃぐちゃ、笑)

まずは、ブックレットを先に読みました。
シリーズディレクターの角銅氏とシリーズ構成の西園氏のインタビューと各話解説がうれしかったです。
ああ、なるほどそういうことだったのかーって、改めて気づかされる部分がたくさんありました。
また中鶴氏の妙に謙虚なコメントがらしいなあとか。関PD様の結び文章にはいつも期待持たせられるんだよねとか、、その他、細かい感想は後で居間にアップしますね(^^)。
でも欲張りな私は、もっとインタビューが長くても良かったような気がしました(笑)
でもまたこうして望みがかなう度、何か一つ終わっていくような一抹の寂しさも感じてしまうのです。デジアドDVDをやっと自分の物に出来て、すごくうれしいのに。。。
デジアドへの思いは尽きることないのですよ。
全世界を感動させた不朽の名作に出会えて、というよりここまで私を没頭させた作品に出会えて、それをこうしてずっと語り続けられる喜びをまた噛みしめています。

デジモンクロニクルの発売ももうすぐですね。夏休み中に東京の科学博物館にも行きたいです。

2004/07/22(木) 真夏のソナタ
いよいよデジモンアドベンチャーDVDBOX明日届くんですね!!
よーし、夏休みは子供と一緒にじっくり観るぞーー!!それに特典がすごく楽しみです。
それとむしさんから、2003年の冒険小説の続きが届いてます。後ほどアップしますね。いよいよテイマーズの世界に突入ですので、皆さんお楽しみに(^^)。

さて、昨日の日記の続きです。
美術館を見終わった後、友達としばし話しました。いろんな映画の話なんかすると気のせいか、つくづく私、世間様に比べ話がやけに濃いし偏ってるよなあって実感ーー;。ネットズレしてるせいかなあ、どこか見方がスレてるというか、汚れてる気がしてきましたよ(泣)。やぱり一般感覚からちょっと外れたオタクなのね。とか、思いつつ、でもマニアックなものは最近は全然ダメなのよね。と言うと、
「君さ、まだ冬のソナタ見てないの?」と呆れられました(^^;。
「私は去年の放送でとっくにはまったわよ。あれは誰でもはまるよ〜。うちなんか、子供と私とばあちゃんと女は3代全話皆真剣に観てたもん(笑)男の人はちょっと眠いところもあるみたいだけど、君なんかは即絶対はまるから早く見てみ。」
「そりゃあ、ずっと観たいと思ってるんだけど、レンタルはどこも1,2巻はレンタル中なんだよね。
11話あたりだったかそこだけこの前見て、ちょっとこれを観るのが照れくさくて笑っちゃったけど、正直、はまる自信はある!(笑)今日ミレーの絵観て確信した。やっぱりああいうきれいで純粋なオーソドックスな物を観たい。普通の人がいいと思うものを観たいわ〜」

急にそういう気分になったんで、無印DVDが来る前に「冬ソナ」を先に観ておきたいなっ思って、昨日レンタル屋さんを回ったんだけど、、、これがどこもほぼ全巻レンタル中@@;改めてすごい人気に驚いたです。
とりあえずこの際途中からでいいやって思って、4巻と6巻7巻を借りてきて一気に観ました。
わはは、これは誰でもはまるよね。いいですねえ(^^)。美しいし、切ないです。
暴力も性も、過激な表現が全然なくたって、ただ人物の会話と美しい情景と音楽だけで、十分心の琴線にふれる映像が出来るんだなって改めて実感しました。ホント良く出来たTVドラマですよ。子供に見せることに全くためらいないです。むしろ見せたい内容ですね。(男性には退屈で照れくさい部分あるかもしれないです)
気のせいか、アジアで爆発的に人気があったと記憶してる山口百恵と三浦友和の「赤い疑惑」なんかを綺麗に映像として極めたら、こんな感じの話になるよねって思えました。
往年のハリウッド純愛映画をも、連想する部分はありますが、イメージ的に百恵と友和の数奇な運命に翻弄される悲恋ものに近いです。
日本の昼メロみたいにどろどろしてないし、登場人物みんな人間味のある欠点も長所もある温かい人々で、リアリティない妙に目を引き不快を誘う極端に突出した異常な人が出てこないのが良さですかね。
でもこういう正当派のドラマが茶化される日本の風潮にあっては、国内ではもう出来ない作風なのかもしれないです。
外国人でしかもオリエンタルだからこそ、大まじめに観てる側も浸れるのかもしれないですね。
もし借りられれば全巻みたいです。ってなことで、私は単純なのではまってますよ。<Hちゃん

久々に画像入れますね。一応画像日記なんで(汗)
ブレイドTシャツでご機嫌の3号です(^^)

2004/07/21(水) ミレーの絵
19日帰省ついでに、秋田に住む学生時代からの親友と盛岡で会った。
会うのは1年ぶりらしいのだが、そんな気がしない。ついこの前会ったような気がする。
子供がたまたま1号と同級生の女の子なので、子供は子供同士遊ぶのでちょうど良い。
だが、彼女らも無邪気に遊んだ今までとは違い、それぞれ手持ちの本を読み始めたり、そんなに一緒に遊ばない。後で1号曰く「ゲームに来てる2号の友達状態だったね(笑)。でもまた会いたい」

今回はデパートのハリーポッター展と県立美術館に行きました。
県立美術館ではちょうどミレーとゴッホの特別展で大感激!
全然美術に詳しくないので、メジャーな画家さんだと嬉しいんです(^^;
「ゴッホに対するミレーの影響」という観点で企画展示されていて、絵画鑑賞など無縁の私にもなかなか興味深いものがありました。
日本人の所有するミレーのマイナーな農民の絵画、版画が中心でしたがマイナーとはいえ、ミレーの絵はいいです。こういう絵を見たい気分でした。また「落ち穂拾い」の下絵になった版画も展示になってました(^^)。
大地と生きる農民達の労働する姿、、農夫達は豊かな実りの中で子を産み、子供は健やかに育ち、7,8歳になると家畜の番をして仕事を手伝い、だんだん農耕を体得し、収穫の喜びを知り、、、その子が村の若い娘と結ばれて、、、、そんな農耕民族の生の営みが力強く伝わって来ます。労働する人間を見る画家のまなざしに温かい視点を感じます。

ゴッホは若い頃、ミレーが生活資金のため作った版画(格安で手に入った)を持っており、それを何度も模写したようです。ミレーに憧れて絵の世界に入ったところ、パリで印象派の画家達と巡り会い、その後はそちらに大きな影響を受け、「ひまわり」のようなインパクトに強い絵を描くようになります。しかし、ゴーギャンとの共同生活を夢見た時代から、彼との決別以降、再びミレーに耽溺したようで、ミレーの作風の影響を感じる絵画に戻ったようです。
でも、面白いことにミレーの絵をゴッホが模写してるのですが、すっかり同じ構図なのにどう見てもゴッホの絵はゴッホの絵なんですよね。
ゴーギャンとの決裂以降、ゴッホはどんどん狂気に落ちて自殺します。その短い激しい生涯を映し出したように、そして常人の脳内では構築しえない感性が強烈に観る側に迫って来ます。狂気を再構築する芸術はある意味、不条理であればあるほど強烈なインパクトを持って迫ってくるんですよね。
一方、ミレーの人生は、最初こそ貧困に苦しみますが、だんだんに世に才能を認められ、仲間に支えられて豊かな人生を送り、80歳を越える天寿を家族に見守られて終えたのです。
ミレーの絵を見ると、ああそうだろうなあって思えます。

文学で言うと、心を病んだ太宰治や中島敦、病死ですが梶井基次郎なんかが鮮烈な異彩を放ちながら、鋭い未成熟な感性を頂点にどこか世界に挑んだまま早世したのに対し、井上靖や遠藤周作のように緩やかに人生を歩み人間への愛を讃えつつ成熟した感性に達し、世界を受容しつつ天寿を全うした人生の違いを、素人ながらに感じます。
私は若い頃は、未成熟で鮮烈な絵が好きでした。
ブラドでピカソのゲルニカを直接見た時の胸に突き刺さる感じは忘れられないですね。レプリカ観るのと全然違う大きな衝撃でした。
でも、なんだろう。今、このミレーの絵を見て、癒され心落ち着く言い得ぬ感覚。
積年の心の泥濘が、洗い流されていく感覚がなんでか、最近好きになった私です。
年を取ったのだなあ。。。

2004/07/19(月) 邂逅
18日は教え子の結婚式。なんと1時開始で終了が5時半だった。さすが田舎@@;。気乗りしないながらも、何10年ぶりかの再会も面白いものがある。

今回一番の収穫は目の前で交通事故に遭って九死に一生を得、重い障害が残った少女の父親との再会。
その少女のその後を聞くのが怖くて、まず兄の方からおそるおる、、、そしたら父親の方から少女のその後を話してくれた。
その子は結婚して2児の母になっていると言う。
「いやーあの時は死んだと思ったねえ」と語るお父さんの笑顔にあの頃には見られなかった余裕を感じた。
私は長年、あの場でとっさに適切に処置できなかった後悔と悲惨な現場を目撃した心の傷から、やっと解放された気分だった。
他人の幸福をこんなにも嬉しいと思える自分が、また嬉しかったり。
向こうにしてみれば、私にお世話になったと思うらしく、別れ際、是非、一家でうちにお礼に尋ねたいから住所を教えて欲しいと食い下がった。

教え子達との再会もなかなか面白かった。
担任した少女達は皆立派な社会人になってて、どの子も綺麗になったよ。私を「あの頃と変わらないねえ」と言ってくれる。昔話に華が咲いた。
未婚の子には、「決まったら教えてね」とついリップサービス。しまったーー;勢いとはいえバカだったよ。本気にしてそう(汗)
5年前披露宴出席を断った子は、もう3人の子供がいるとか。
その子の2歳年上の夫も私が副担した子供で、当時はすごい美少年だったんだが、、再会して笑いが出た。すっかり親父だーーーー!!!
「美少年への幻想なんてはかないよな」って私が言うと、
「いやー。若い時はもてたんですが(^^;今じゃこんなもんです」と。
14,5の時は本当は甘えたいくせに、無理してつっぱってたあの子がこんな親父になってるとはねえ(爆)。
その子が言うには新郎の弟が、同級生だと言う。一瞬名前と顔が浮かばなかったが、顔を見て思い出した。
そいつは私を見て正直に「あんたえらい太ったねえ」と。派手なストライプのスーツ来た本人曰く、
「当時のワルの中で、俺が今でも一番のストリートファイターだよ」とか「俺はバツイチだが、バツイチは女にもてまくるんだぜ」とか、、、まるで中学生が根性焼き跡を自慢するようなレベルだな。こいつは、万年中学生なんだろう(^^;。
小1の子供がいるんだとかで、「離れてて寂しいんでしょう?」というと、「喜んで毎週会いに来るから平気だ」と一切の同情はプライドが許さないようで(笑)
「俺さ、担任嫌いで15から二十歳までの5年間一度も口利かなかったんすよ。成人式の時だけは仕方がない、こっちから酒つぎに行ってやった。でもそれきりさ。今でもあいつだけは好きになれない」
ちょっと口調が激しい。
ええ?そんなにあの先生とこいつ仲悪かったっけ?知らなかったよ。だいたい私は彼がワルだって印象すらないのだが。
腰巾着程度のかわいいもんだったんだが・・・。もっと酷いのが目立ってたからね(笑)
「俺、私立(高校)単願で落とされたんですよ。あの先生が内心書悪く書いたに違いないっすよ」
「あ、君、河原の乱闘事件の一人?じゃあ、あの件だ!私、よく覚えてるもん!」
彼は、当時の漫画の流行(スラムダンクとか^^;)の影響もあって、他校の不良グループにガンをとばしたかなんとかで些細なことで、河原で決闘を申し込んだオバカなメンバーの一人だったらしい。
結局、申し込まれた相手側の不良どもは頭が良くて、別の学校の不良グループに助っ人を頼んでいたので、個々の「実力」はこっちが絶対的に勝ってたのだが、頭数の差で結局ボコボコにされて逃げ帰り、翌日すごい顔になって登校した奴らの一人だった(笑)
「あれはね、調査書の問題でなく、高校側が勝手にあの事件を調べて、関係者全員を不合格にしたんだよ。君はいいさ、参加者だから自業自得。参加者と勘違いされて落とされたYなんで酷い話なんだよ。
実は、Yが落とされた原因が気になって調査書内容を私も今後のためにと検討したんだけど、こっちの調査書だけで比較すると合格不合格の差が出る表現はなかった。つまり担任はあんたのこと何も悪く書いてなかった。Yなんか誰が見ても良い子で得点も合格ラインに十分達してたのに落とされたのは、調査書や得点ではない何かが合否に働いてる証拠だろ」
彼は私立高校不合格になった日、担任に呼びつけられ
「そら見たことか、普段の行いが悪いから、おまえは高校側から目をつけられてるんだ」と言われたのを脅かされたと感じ、結構根に持ってたようで、私が当時の状況を詳しく記憶していたため、丁寧に説明すると非常に驚いていた。
「でもさ、面白いもんだよね。あの事件で一番殴って殴られたT(その後、全日本アマボクシングチャンピオンになった)今じゃあ立派な教員だよ。高校ボクシング界の有名監督だし(笑)」
(Tは最後まで逃げずに複数相手に乱闘したので、一番怪我が酷かった。翌日すぐその事件について教師に心を開いて素直に真相を語ったのが印象深いなあ)
「そうなんすよ、Tなんか今じゃ生徒殴ってますよ。」と笑顔を見せ、私に「あんた、良い先生だなあ」とうそぶいた。

2004/07/18(日) 続、邂逅
(19日の日記の続きです。)
私はあの不良グループの中でも一番気になっていた、Jについて消息を尋ねた。
中学時代、多数の一般生徒に何度も暴行し重傷を負わせたのに、それを学校側はひた隠しにして高校に進学させた。だが高校1年で無免許でバイク暴走運転し、追ってきた警官に暴行し、公務執行妨害で逮捕された、、、、ーー;
高校退学後、母親から「この子をどこかに連れて行って欲しい」と中学校に要請があり、元担任は無視したが温情ある高齢の男性教師が青森のとある漁港へ連れて行ったところまでは話を聴いている。
漁港の関係者に紹介しても頭ひとつさげずふんぞり返ってたが、雇用主は、「大丈夫、こんな子の扱いは馴れてますから。こんなのばっかりです」と平然としてたとか。。。
16で誰も知らない遠くの漁港に一人置いていかれた彼は、小さい頃から父親に暴力を振るわれて育ったっ子だった。
「Jっすか?今こっちに帰ってきてます。あいつも今じゃあ丸くなりましたよ。真人間になってまじめに働いてます。俺に比べてはるかにまともです。ストリートファイトも全然やらないっすよ。」
「ふうん、Jが全うな社会人になったなら、学校教育なんてたいしたもんじゃあないってことだね(こいつの話の真偽はわからないが)。」、と私が自嘲的に笑うと「あんた、良い先生だな」とタバコをくわえヤクザ風にふんぞり返りながらまた言う。
こいつに褒められてもなあ、、、、複雑な気分だよ。
でも、そんなこんなを会話してて、彼が長年心につかえていた何かが消えたような、そんな表情を見せてくれた気がして嬉しかった。

なんて、かくいう私もある男性の顔を見て、脊髄反射で謝ってしまったよ。一瞬顔を見て即座に蘇った苦い記憶が@@;
私より30センチ以上もある長身の男性の頭を無意識でなでながら
「あの時、叩いてごめんね!!!」
「ああ、大丈夫ですよ、もう覚えてませんから。」とニコニコ。彼にとっては何気ない出来事かもしれないのですが、私には痛すぎる記憶なんです。本当、長い間、ずっと謝りたかったんだよ〜。若気の至りでした(平謝)
実は試合で負けた苛立ちから、つい3年生にやるくらいの力加減で、まだ1年生で体格も小学生4,5年程度だった
か細い彼をひっぱたいてしまった!!貧弱な彼は倒れて、口腔内を切り唇から血が;;;;
ぎょえええ!!!ひでえええ;;ごめんなさい!
我に返ってたんだけど、でもその時は他の生徒の手前言えなかったんです;;;
変なプライドあったんです。
言い訳ですが、運動部の顧問はそういう権限が暗黙裡に了解されてたんですよ。
心の底ではそれを否定しつつ、つい行使してしまった・・・・・親御様に申し訳ない;;;
でも心から後悔してるんです。以後暴力はやめました。
でも自分の子供には時々手が出ますが(ーー;。

自分の子供というと、、今回の招待客の中で担任した男子生徒は一人だけで、その父親も招かれていた。
彼は結婚して小学生の子供がいると笑顔で伝えに来たが、彼の父親には私の方からごあいさつに伺った。
「Y君立派になられましたね」と。するとそのお父さん。酔って跪いて涙涙;;(泣き上戸らしい^^;)
「あの子には私は悪いことしたんです、ちょうどあの子が高校の時、量販店が進出して来て、うちの店(電機屋)つぶれたのです。回りの子が大学にみんな行くのにうちはお金が全然なくて、、、借金ばっかりで、、、俺は就職するからと、あいつは家を出ました。結婚してもK市に住んでるのは(隣の町)私を恨んでるからかなって;;」もうボロボロ(^^;
「あのう、、、お父さん、それって立派に自立してるってことじゃないですか?親の力を一切借りずに社会で自立してることの方が大学を卒業するより立派ですよ。」
「そうですかねえ。」としゃくり上げるお父さん。
酔ってるんだろうけど、でもなんかこういう時って妙に懺悔したい気分になるんだろうなあ(笑)わかる!
お父さんが少しでも気が楽になってくれたら幸いである。

まあ、人生色々だなー、たまに懐かしい人と会うのも悪くないなって
行く前は気が重かったけど、終わってみると行って良かったと思える。

祝辞?一応原稿持ってたのに、みんなの顔見たら色々懐かしくて、勢いで全然違う話ばっかりで終わっちゃったよ。うけたので良かったけど、、、
新郎の名字がわからず、会場内のどこにも書いてないのでちょっと焦りました。仕方ないので、新婦にその場で聞きました(爆)
自分のいい加減さにほとほと呆れましたわ(^^;

2004/07/16(金) あちらの常識こちらの常識
「不登校になればいいんだよ。学校行って何も学べる状況じゃないんでしょ?不登校教室でも紹介するかい?」
1号が退院して1週間後、主治医がこともなげに笑った。
さすが不登校の専門医。
「そうですね。でもうちの場合は、行けないわけじゃないから、正確には登校拒否なんですが、、、じゃあもうこの際拒否しようか!」
しかし、カウンセラーなんかと話してるといつも思うんだけどね。
「良い子が危ない」とか「不登校もその子の成長だ、生き方だ」とか言われると、学校に普通に行く良い子を育てる方が悪いみたいだ(笑)
そちらの世界の常識は常人には理解しがたいよね。
でも、1号はそんなお気楽な医師と私の会話に動揺したようで、
「学校の行事とか、好きな授業もあるから、不登校教室には行きたくない」と涙ぐんだ。
そうだよな、子供にそのプライドを捨てさせるのはまだ早いよなあ。

そんなこんなの14日の夜、20日の学年PTA主催キャンプのことで学年委員長から電話があった。
6年生は1学期の終業式の日の夜、学校で一泊をするんだそうで、どうせうちは参加しないからとロクにプリント読んでなかったが、1号はその行事を知っていて、それに参加するために早めに学校に復帰したかったようだ。
入院後、登校し始めて数日だったので、私もそんなに深く考えず、1号が行きたいというなら1泊するくらいいいだろうと申し込みをした。
そしたら、学年委員長さん、すごい剣幕である。
「病気の子は必ず医師から参加許可と注意事項を一筆もらってきて下さい。でなければ、お母さんが一緒に泊まって下さい。でないとこちらは1号ちゃんを預かれません」
この方現役の中学教師で、ご主人は教育学部の助教授。
去年担任を囲む会(食事会)をしたとき、担任に何もしゃべらせず、延々と「家庭教育の責任、中学校の実態」を持論講演された方で、なんだって横のつながりの父母と担任の会で「教師風吹かすかな?」と全然1号の担任と話が出来なかった私は、彼女に対しその時の印象が悪すぎた。
「いや、あの、今回、特に普通の子と同じようにやれますので、何も注意事項はないんですが、、、」
「ですからないなら、ないと医師に書いてきてもらって来て下さい。聞いてるとずいぶん色々大変なようですから」
「(ないという一筆を書けと?!)今回は健常児と同じですよ。突然倒れたりする病気じゃないですから。他の子と同様に扱って下さい。何があっても他の子同様、自己責任だと親が言ってるんですが、その言葉だけではダメなんですか?その理由を教えて下さい。」
「それが一般常識だからです。今後もこういう場面が何度もあると思いますが、そういう時は必ず親がつくか、医師から一筆もらうのが常識ですよ。今後のためにも心しておいた方がいいですよ。」
「あなたの言う常識が常識だという根拠は?(苦笑)」
「私はたくさんの学校を回ってたくさんの生徒を見てきました。どんな病気の子供でも必ず、医師から一筆もらっています。それが常識です!これは差別でありません。当たり前のことです。とにかく医師から一筆なければ、私達としては預かれませんから」
・・・@@;常識の一点張りだよ。
本当にキャンプのたんびに全ての病気の生徒に、医師から一筆もらってるんなら、そっちの方がびっくりだよ。
京大移植外科生体移植世界最高症例数あるけど、キャンプ参加許可証を移植患児全員に出してるわけないだろう!!(どこの世界の常識だい?!病気の子の常識を知ってるわけじゃないだろう!)

2004/07/15(木) 続あちらの常識こちらの常識
16日の日記の続きです。
話にならないので、電話を切り、改めて担任に電話し、不参加を告げた。
本人は参加したいという気分になっていたが、彼女は子供が病気なのに参加しない親が気にくわないんだろうし、決して温かく1号を迎えてあげたいというのではない周囲の雰囲気が見え見えなんでね。
彼女は子供3人いて、夫が働いている上に、忙しい中学教師が自分の子供のPTA役員の上に立って威張ってること自体、職場の生徒への愛情が薄い証拠だよなあ。自分のところの生徒に構ってない証拠だよ。
仕事で上手く行ってないから、自分の子供だけは立派に育てて周囲を見返したいのかな。。。とか、、、、
いろんな家庭の生徒を預かるのが教師だ。理想的な教育を受けてる子供や健康な子ばかりでないのが常だ。
自分の経験の範疇でうまくいかない生徒に会うと、自分が正しくて、家庭教育が悪いというこの方の言いぶりからして、教師として資質が推し量られます(^^;。確かに家庭教育は大事だが、殊更それを声高に唱えるとかえってお里が知れるぜ。
ってな感じで、かなり私も酷く毒吐いてますが、これって完全に同業嫌悪ですね(^^;。
担任は夫が中学教師だとかで、中学校になったら大変ですよ。と以前口にした。中学教師の委員長と言い様は同じだ。
「1号ちゃん、今は良くても中学校行ったらどうするんですか?」と馬鹿なことを聞く。今この状況をどうしようもなくて困ってるから、解決するのが大事で、先のことは先に考えればいいじゃん。
もともと成人できるかどうかわからない。他の子と無理矢理同じレールに置くことがこの子の幸せじゃないってどうして、わからないかなあ。(−−;。
いや、ちょうど昔の仕事に資料を眺めていた時だったので、私も過剰に反応し過ぎたかもしれない。(田園に一部アップしてますので、興味ある方はお立ち寄り下さい。)
http://www.geocities.co.jp/NeverLand/5856/page002.html
にしても、確かにこんな狭い常識振りかざすような教師が公立にいて、その上PTAの役員ですって威張りくさられるんだったらかなわないから、うちも私立にしようかって一瞬思いましたよ<朋子様

翌日、ご主人が同僚だったよしみで1号と6年間のつきあいの養護教諭に愚痴こぼしに行くと、教頭も同席して、黙って私の言い分を聞いてくれた。教頭は父母である私が「お客様」という常識あるので、いちいち同意してくれた。
(担任は委員長とインサイダーなので話する気にならなかったよ。)
世の中いろんな人がいるよね。それはそうだ。
養護教諭がキャンプファイヤーまで付くということで、あっちを説得するので、日帰りで参加させましょう、という事で、双方学校は立てた形で納めてくれた。それには感謝すべきなのだろう。

そんなこんなで嫌な気分で週末を迎えることになりそうだ。
ご祝儀だから、晴れやかに気分をリフレッシュしないとね(^^)。
でも日記書いたら、すっきりしたよ。
ふふ、これだからやめられない(笑)。クセになりそうで怖いわ。

ということで、明日以降留守にするので、日曜感想は来週半ばになると思います。

7月絵日記の続き


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