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2004/07/08(木)
続涙もろさ
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3月5日の日記に書きそびれた「ひとあかり」という曲のことです。 http://www.h6.dion.ne.jp/~hitoaka/sub5.html
これは2号が1年生の時担任だった女性教師が、ガンで数年間の闘病の末、亡くなる前に二人の遺児に残した詩に、曲をつけたものです。 私はこの先生が家庭訪問にいらした時の輝かしいばかりの笑顔を忘れることができません。 ご主人が専業農家なので、家事子育て家庭のことは全て、ご主人がやってくれてるんだそうです。教員は教員同士の結婚が多く、互いに同じ仕事をしていて忙しく、家事育児に分担でギスギスしてしまうものなのですが、、、、かくいう我が家でさえ、子供と自分達の入学式がぶつかって、どっちが休むかでけんかになったり、、色々ありました。 でも彼女は夫が家にいるので、「好きなように仕事できるの」とおっとりとしたかわいらしい語り口で、1時間以上、同業ということもあって色々おしゃべりしました。授業もすごくうまくて丁寧で、1年生の担任として心のゆとりのある温かい理想的な方だなと思ってて息子はもちろん、私も大好きな先生だったのですが、、、 その年の冬休み以降、病休を取られたのでした。 その後僅かな期間、現場に復帰されたようですが、お目にかかることもなく、(お見舞い等一切をお断りされていたので、)他界されたのでした。
「6年生を送る会」では、その先生が2号の前の年に担任された児童がいたので、追悼をこめて「ひとあかり」を全校児童と我々PTAコーラスで歌うことになったのです。 ところが私は練習さぼってたので、その事実を知らず当日体育館でその歌にまつわるいきさつを聞き、「ああ、これは泣くな〜」と自分で諦めました。ちょうどその先生の下のお子さんも小学校6年で卒業なんだって、とか聞いちゃうと、その子供を遺して逝く思いが胸に迫ってきたり、、、 極めつけは、なんとその亡くなった先生の実のご両親が列席されたのです。 娘を先に亡くしたその親御さんの思いを想像するにあまりあり、、、;;; いざ歌い始めたら、この詩が我が子にだけではなく、彼女が教師として、過去の未来の教え子達に託した歌だという側面が、同業なのでわかってしまって、、、、もう大変な思いで涙しながら歌いました。 児童は、「先生のお父さん、お母さんに聞いて下さい!」という気持ちで大きな声で歌うのですが、、、 ママさん達は全滅でした、歌ってたの私と私の周囲数人じゃん!! 私はこれでも全然涙もろい方じゃないようで(^^;。 でも、今でもその時のことやその歌を思い出すと、涙しちゃいます;
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