プレハブの居間
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2004/08/29(日) 仮面ライダー新世紀展
日曜日、石ノ森漫画館の仮面ライダー展に行ってきました。
これがまた2号の夏休みの工作が終わらなくて、青鬼君が前日からずっとつきっきりで、ここのところ週末は一家缶詰状態。
私はとってもつきあい切れず、3号連れて石巻に出かけました。
今回は企画展だけさらっと見たのですが、昭和ライダー漫画の原画や映像、詳しい作品紹介がメインで、平成ライダーはパネルとちょっとした解説がありました。
私は実はほとんど昭和ライダー知らないんですよ。009等の漫画はずいぶん読みましたが、ライダーキカイダーらの実写を漫画にした作品はほとんど読んでないもんで、、、
青鬼君が以前「1号は風圧でベルトの風車を回して変身するから、バイクに乗ってるんだ」と言ってまして、ウッソーくらいに思ってましたが、初期は本当にそうだったようです@@;青鬼君仮面ライダー見てたのね@@;
私はライダー2号が大好きでした。エキゾチックな本郷猛より、役者さんが好みだったんですね。
後に時代劇で、2号の役者さんが善良な町人役で出たりするとうれしかったですねえ。好みだったウルトラマンエースの星司さんも、だいたい良い役だったし、、、
あんまり好みの顔でないハヤタ隊員や帰ってきたウルトラマンは、だいたい悪役代官だったのが何とも(笑)。
アマゾン以降のライダーはほとんど知らないですが、紹介解説読むと作中で描きたいことは伝わってきます。
その点平成ライダーは難しいですね。でも私はこう見えて詳しいぞって(笑)、つっこみ入れたくなるほど。
龍騎だけがあらすじだけでなく、作品解釈にまで踏み込んでリキ入れて解説してるあたりさもありなんーー;、って。でもその意図通りに伝わってるとはちょっと思えないなとか(^^;、
自慢じゃないが555はリアルタイムで熱心に見たけど、これはあらすじになってないなとか(おい)。
オルフェノクは進化した人類という結論ではなかったし、「人類とオルフェノクの共存か滅亡か」という表現も微妙。正確には「共存かどちらか一方の殲滅(滅亡)か」って感じかな。
文章の最後がまとまらないで終わるのが、まさしく555の作風を良く表してるなあとか(笑)
一番、その通りだなって私が思えたのは、アギトですね。でもヒロインは真魚ちゃんです。信魚ちゃんって誤植でない?誰も指摘しないんだろうか?
クウガはこのあらすじだけ読むと味もそっけもないストーリーに見えますね。実際には、人物の心情描写がリアルで、最も文芸的クオリティが高かったと私は感じました。555とブレイドの間に、CSでクウガを見たのですが非常に鮮烈でした。
訪れてる若い女性はみんなオダギリジョーの写真に反応するし、総じてワンランク上かなって思いましたね。
ブレイドは、まだ作品を紹介する段階にないって感じの解説でした。今後に期待しましょう(^^)。

「仮面ライダーSUPIRITS」1巻によせた石森プロの早瀬マサト氏の原稿がこの展示の最初のパネルで紹介されてました。一部紹介しますね。
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石森章太郎が仮面ライダーの意図についてまとめた文章をココに抜粋しておきます
〜ショッカーとは歪んだ技術文明の象徴である。その技術の付加によって誕生するのが「仮面ライダー」だ。後には自然の守護神(平和の戦死)になるが言うなれば"技術文明の申し子"あるいは鬼っ子のモンスターである。したがって、こうなる。自然(バッタによる象徴)が直接人類(文明の象徴)に反旗を翻すのではなく、「仮面ライダー」(バッタと人間のハーフ)、即ち自然と人類が協力して”悪”に立ち向かう・・・・。自然と上手に共生する事が人間の叡智。「仮面ライダー」こそが”真の文明”のシンボルなのだ。〜
このテーマは現在でも全く古びることはありません。それどころか尚、環境汚染の進む現在でこそふさわしいと思われます。ナニが正義でナニが悪か判然としない現在シラケ社会で、子ども時代「正義は必ず悪に勝つ」という単純で、当然だが大切な構図(信念)を、子ども時代にきちんと意識にとどめていただけさえすれば、それはそれで十分意味のあることだと思う。
(中略)先生が仮面ライダーに託したテーマは息子達に当てた愛であり、メッセージあったろう事は想像に難くありません〜
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SWはルーカスが幼い我が子に見せたいがために作った作品だからこそ、世代も国境も越え愛されてるわけですが、同じように故石ノ森氏が我が子に託した愛のメッセージという、この精神が生きている平成作品ならうれしい限りだなって思いました(^^)。

画像は次なるライダー企画展のチラシです。


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