プレハブの居間
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2004/09/06(月) そく隠の情と自己犠牲
昨日のブレイドの新OP良かったですね。前の歌も好きですが。
感想は後日、もう少し映画の印象が消え去ったあたりにでもさっと書きたいと思います。でもなんか、一気に路線が変わってしまう感じに一抹の不安が・・・・。

そもそも私がブレイドにはまったのは、天音ちゃんと遙香さん親子に自分と子供を投影して見てて、親近感が湧いたんです。私はあんなにいいお母さんでないので、とっても理想のお母さんに思えたし、、、
うちの1号や3号も天音ちゃんにシンパシィ感じてたと思います。
その二人に関わって、彼女らと共に生きる始の姿が、いじらしいなあって。家族の意味を問いつつ、父親を死に追いやった始の心の痛みや、二人への償いに生きる姿に人間性を感じ、感情移入してたんです。
本能を呼び覚まされ、アイデンティの混乱に翻弄されながらも、父性を必要とする遺児のために、あの家族においてその機能を必死に果たしている始の姿に心打たれて、私も現実の中で子供と向き合って生きていくのに元気づけられる部分がありました。

儒家曰く、人間にとって最も大事なことは忠恕(思いやり)であり、人間が生来善良である証拠は「そく隠の情」にあると。
始の天音に対する気持ちは、孟子の言う井戸に落ちそうな子供をとっさに助けない者はいないという抗いがたい「そく隠の情」のように思えるし、天音は父の思いを託された人だと直感的に感じてるから始を慕うのでしょう。前半その辺、しっかり描かれていました。

幼いものを庇護したい、次世代と次世代を生む生体(雌)を守りたい、という行動は、実は人間性とはいい切れず、各生物のDNAが生き残りのため、種の存続のため仕組まれた情報だとも解釈できるらしいです。動物も子供のために自ら敵のおとりになって犠牲になるのはよく知られているし、昆虫の雄も命を捨てても生殖に挑むし、蜂は一匹の女王蜂と生まれるタマゴのためにのみ働くし、、、それはDNAが細胞レベルで生き残りをかけ、生体をその意志の関係なく操ってるからだとか。(ゲノムの本で読んだ記憶が)
私自身、子供の頃白ねずみを飼育してびっくりしたことあるんですが、、母ねずみは最初の子ねずみがある程度大きくなると側に近づけません。まして新しい子ねずみが生まれると、上の子を敵のように威嚇し、最初の子ねずみ(姉)は母と兄弟をいつも避けて生きてました。ところがある日、母ねずみが猫にとられてしまったんです。その直後の飼育ケースを見て私はびっくりしました@@;それまで全く母子に近づこうとしなかった姉ネズミが足を必死にそれこそ体が紫になるほど開いたためぶるぶる手足震えさせながら、体の下に母をなくしたコネズミを入れて、猫から守ろうとしてました。
ネズミは、兄弟も他人なので家族愛なんで存在しないんです。けれど、小さい生体を守ろうとした姉のネズミが取った行動はまさしく種の保存の本能に突き動かされてと思われます。種の存続のための自己犠牲は、実は原始的な行為なのかもしれないです。

でも始の場合、そもそも種が違うし、何より根底には、相手の大切なものを奪ってしまったという人間的痛みがあり、そこにこのドラマの深みがあるなと思ったんです。父親のことが話題になる度、動揺する始が切なかったです。栗原晋に託された遺志、犠牲者によってもたらせれた運命から始は何を獲得したのか。。その辺の描写が今後おざなりにならないといいなあ、、、、私の期待通りに話が進むわけでないだろうけど・・・

セブンイレブンのボトルキャップ、ブレイドとギャレンやっと当たりました(感涙)でもカリスは出ないし、V3は既に4個のだぶり。呪われてるなあ(笑)青鬼君はアマゾン見て懐かしい!と。(やっぱり見てたのね。)
後ろはテレマガの付録と映画のちらしです。見えにくい画像ですみません。


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