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2005/11/30(水)
とりあえず…の巻
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とりあえず2ヶ月で演出2本、出演2本、脚本1本 が終わった・・・。
始めはこんなことできるのかと思ったが とりあえずはやれた。
クオリティーはさておきできた。
昨日、その締めである 「一人芝居」の演出が終わった。
自分のはオムニバスの1本の15分の作品なのだが 正直、稽古日数が足りなかったのと 脚本が難しすぎた。 ホントにがっつり一人芝居をさせてしまった。
やる本人にしてもあれはかなり酷だったのではないかと思う。
普通にイッセー尾形がやるような作品だからである。
というのも9月から彼の台本をテキストに稽古をしてきて 実際彼も8月に「神奈川県の人々」というタイトルで イッセーのイベントに参加していた。
その影響も確実にあって出来上がったものがガッツリ一人芝居になってしまった。
15分間、BGMもなしで演じたのは私の作品だけである。
けど、お客さんには不快な気分にはさせなかったであろうし とりあえずは物語があるから演出、作家としての意図した笑いをとれなくても成立させられることができるからまぁとりあえずは 及第点というところでしょうか?
全体としてもお客さんがたくさん入ってくれたし 観に来てくれた人たちも喜んでいたようです。
彼にとってはホントに実りのある公演だったのではないでしょうか?
一人芝居・・・
響きは一人でやるのだから気をつかわずにいいのではないか? 好きなようにやれていいのではないか? と思うかもしれないが 同業からするとそれはとんでもないことを実はしでかしているのです。 今回作家として参加した宇宙レコードの西村さん、ラ・サプリメントビバの石井さんと話していたら とてもじゃないけどやろうと思わないといった内容を 話した。
経験をつめばつむほど一人で場を埋める難しさ、怖さを知っているのである。
そんな中、一人舞台をやろうとした近藤氏はやはり 何も知らないからこそ生まれた発想だったと思う。
それを踏まえてまた彼がこのようなことに取り組めば 今回の意味、成果が本当の意味でわかると思う。
昨日、打ち上げの席でそう思った・・・・。
主宰 佐とう ひでき
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