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2005/08/25(木) 昼と夜…の巻
昨日は昼間と夜違う稽古場にいた。

昼間は役者。
夜は演出助手として。

昼間は自身の表現力の乏しさ、引き出しの少なさ、
演技の難しさを感じ、
役者とは1つの確立した職業なのだと実感。

そして夜。

最年少の役者さんに
演技の相談をうける。
それは過去に自分が通った道。

「演技がわからない」

彼からは実は先日、若さについて感じたことが
あり、いい役者というかいいキャラの彼であった。

とにかくマジメ。
人のだめだしとかも真剣に聞いてるし、メモとかもとっている。

それ自体がいいわけではなくその姿勢が素晴しい。

そんな彼から相談をうけ、簡単なアドバイスをした。

それは過去の師匠からの受け売りのような言葉だが
ここ数年で舞台上で実感したこと、稽古場での演出で感じたことを言葉にして伝えた。

そして最後に
「まぁあくまでこれ俺の考えだから・・・」
と付け加えて。

昼間はダメだしをうけ、難しさを実感。
夜は演出助手としてアドバイスをだす。

二つのポジションから結局、自分が感じていることと
彼が感じていることはものの大小こそ多少あれど
結局はこれを一生繰り返していくんだなぁと思った。

           主宰 佐とう ひでき


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