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2004/10/12(火)
「落ち込んだ時は・・」
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私のUCSC時代の身長2mのハウスメイトはこういった。 「気分が落ち込んできたら、体を2倍の速さで動かすんだ」 と。そういってやつは両手と両足をばらばらと振って、くねくねとダンスをし始めた。 『落ち込みすぎて、動きたくないときだってあるだろう・・・。』と私は内心思いながらも、確かに一理あると思った。しかしくねくねダンスには参加しなかった。
今日は新しいクラスに行った。有名なアートの学校のクラスで、先生もまあまあだったし、クラスの生徒も面白そうな人ばかりだった。プロジェクトも面白そうだった。 しかし、その値段を払ってまでとるコースなのか、それが私のイギリスでのメインにするべきものなのか、正直言ってかなり迷った。もうひとつ取っているコースの10倍の値段するコースで、内容は素晴らしいが、10倍の価値があるとは言えない。なぜならもうひとつのクラスが10分の1の値段でも内容に満足がいくからだ。イギリスに来て暮らし、授業をるために、いくつものバイトを掛け持ちして、走り回って働いた。自分でこうして働けば、Full−time Workerではないにしろ、自分の経済力で手の届く身の丈をわきまえたことをしたいと思った。 そうなるとこのコースの価値(基本的には学費)は身の丈を越えているのではないのだろうか?そして、それは自分ではできないことなのか?
帰りの電車からどんどん落ち込み、悩み、いろいろノートに書き出したがまとまらず、イギリスの来て以来1か月分悩んでたものも積もり始め、どんどん落ちるつぼだった。
体を2倍の速さで動かすことはできないけど、「とりあえず」動いてみることにして、アルティメットにでかけた。チームメイトに相談してみようかと思ったが、練習に行ったらそんなことを話すより、もっと身近な笑い話のほうが多くて、それでもやっぱりヤツのいっていた通り、とりあえず動かしてよかった。そして、チームスポーツに救われた。
練習の帰り道、また現実に戻るように家が近づいてくるにつれて『悩み』を思い出して、落ち込んできたので、疲れた体でとりあえず眠ることはできそうだから、明日1日がっくり悩んでみることにしたいと思う。
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