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2005/01/03(月)
ミヤァオの日々
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朝は快晴だったけど、やっぱりだんだんとどんよりしてきた。 明後日のフライトに備えて、安物のデジタルゲームを買ってきた。 なんていったって、シンガポール経由で、シンガポールまで11時間、そこで5時間、そして日本まで7時間という長旅で帰るので、何を持っていても飽きるだろうこと間違いなし。 少しでも悪あがきしてみようと思って、今にも壊れそうなゲームを買ってみた。
1,2日と行ってきたイギリス南海岸、ブライトンの小旅行は、海岸沿いの崖の石灰の壮大な壁に感動したので、写真を載せられるようになってからぜひ書くことにして、最近の観察日記を。
こちらに来てから滞在している家には、ネコがいる。(イヌもいるけど、この際ほっといて・・・)イギリスのネコは、日本の家ネコよりも放任的に育てられていて、『えさをくれる家が自分の家』という感じなので、「ネコが他の家にいついちゃった」と言うのは良く聞く話。家のはじっこに小さなネコドアがあって、両方から押せるフリップ式なので、ネコは勝手にそこから出入りする。庭に続くドアを人に開けてもらわないと外に出れないイヌを横目に、ネコは「ふふん♪」という感じで夜のパーティーにでかけるのである。 ネコは夜型なので、6時ごろに夕ご飯を食べると、後はす〜っとパブにでも飲みに行ってしまう(多分)。そこで女の子でも難破してるんだろう(多分)。というのが、家族の予測である。 日本の猫かわいがりされているネコよりも、プライドも自立心も高いのがイギリスのネコの気がする。人にすりすり、なんて飼い主にもしてくれない。 でも、そのせいか人間味も強くて、「おい、ここがかゆいぞ。かけ。」みたいなことを言ってるのはたまに分かるし、落ち込んでたりすると、普段はなつきもしないのにすっと部屋に入ってきたりする。 クリスマスにねずみのおもちゃをプレゼントしたので、遊んでもらおうと思って差し出したら、仕方なく手を出してくれたけど、『遊ぶ』と言うほど興味はなさげで結局本物のねずみを昨夜は捕まえてきて、「ほら見ろ。」とばかりにニャーニャー鳴いていた。ニャーニャーもこういうときしか言わない。 でも、たまに反省もするらしくて、この前そのおもちゃで遊んでいる時に(遊んでくれてる時に)、おもちゃと間違えて私の手に爪をたてたことがあった。痛い!!と思う前に、向こうも肉の感触にびっくりした上に、人をひっかいたとわかった瞬間に顔が凍っていた。 「やっちった。」 みたいな顔で、すっと部屋の角に行き、私に背を向けて反省していた。なんか、返って申し訳なくなってしまって「いや、痛くないから、大丈夫。」ととりあえず手を見せておいたけど、たまに失敗して「やっちゃった」という顔をする5歳の甥っ子となぜかイメージが重なった。
そんなネコとの生活と離れるのが、一番心残りかもしれない。
ちなみに英語でネコはMiaoと鳴く。ミヤァオみたいな感じである。なんかセクシー。
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