I二 Iー 十 1I の雑記です〜毎日忽忽と〜
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2005/06/06(月) オペレッタ狸御殿
ハッピーマンデースなので映画を観る
自分のとても好きな巨匠の作品だ

鈴木清順監督作品
出演 チャン・ツィイー/オダギリジョー

劇場で。

鈴木清順監督の永年の夢だった時代劇だ
と、いっても時代考証とか難しい話はなく
鈴木清順ワールド全開で監督の頭の中を
観ているようである。素晴しい(泣)

カンヌ映画祭では
スタンディングオベーションが起ったようだ
お〜素晴しく勘違いなジャパニーズビューティー!

鈴木清順監督は天然に
"やりたい事をやっているだけ"である
でも"やりたい事をやっているだけ"
というのが出来る現代が凄いのである

映画を観ていたら、その昔
「カポネ大いに泣く」という映画を
監督が撮っていた時に
萩原健一の演出している
画面上に人が意味なく
吊るされている演出に
何故??を連発し撮影が
中断したという記事を思い出した

ショーケン!やぼだぜ!
イマジネーションは
理屈では説明出来ないんだぜ!

…と当時思ったものです。

現代はデジタル技術が進歩してどんな
無理難題な演出でも出来る
それを存分に使って作成した作品だ

お〜この映画はデジタル合成で
コラージュしたような
VFXの乱れ打ちな映画なのである

例えば、劇中で
美空ひばりがデジタル合成で
まるで「影武者2」の松田優作のように
3Dにテクスチャーを貼りつけて復活する
普通の映画なら、そりゃ〜ね〜よ!と思うが
鈴木清順ワールドだと意外にハマっている

チャンツィイーの起用もはずしてない
意外だけどイキイキと可愛らしく演じている
ハリウッド映画にも出演しているが、あんな表情はない

薬師丸ひろ子が狸の局の役だが、
そのまま狸顔には苦笑した
彼女の歌は久しぶりに聴いたが上手い!

由紀さおりと平幹二郎のラップ!(笑)…と

鈴木清順監督の演出やアイデアは底なしだ

高齢の方の演出なので展開は遅いのは難点ではあるが…

黒沢明監督やいわゆる巨匠と言われる人は
晩年の作品はそれなりの年令の作品になっていくが
鈴木清順監督のように晩年になって、
自分のやりたいように出来ていく
右上がりな生き方だな〜

ん〜素晴しい人生である


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