I二 Iー 十 1I の雑記です〜毎日忽忽と〜
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2005/08/22(月) 父と暮せば
月曜なので映画を観る。

劇場での映画は9月までは無いかも
今のうちにレンタルで観もれた映画を観ようっと

黒木和雄監督作品
出演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信

DVDで。

広島の原爆で一人だけ
生き残った負い目から
内側に引きこもり
恋のときめきからも
身を引こうとする美津江。
そこに「恋の応援団長」として
原爆で亡くなった父が出て来る…

井上ひさしの原作を
知らなかったので
最初、宮沢りえの
ふんわりした映画かなぁ
なんて思って観たが…

原爆の事を直接的な表現で
描いてないが非常に重たく
安易に自分が観る映画ではないぞ

終始、宮沢りえと原田芳雄の対話で進んで行く
でも、これは生き残った宮沢りえ演じる
主人公の独りでの心の葛藤が
画面にわかりやすくする為のモノであると思う

宮沢りえは広島弁といい自然で本当に
上手い役者になった、原田芳雄との共演も
見劣りしない素晴しい!

原田芳雄のユーモラスな演技は
宮沢りえ演じる主人公の闇を感じる
人の心の痛みや悲しみを
優しさというフィルターにして書く…

う〜ん心が痛む…

観る人の立場や境遇によって
視点が変わってくる。
人によっては観つづける事も
キツイ作品であるなぁ〜

自分を含め戦後生まれの人は
段々と平和ボケしてしまって
戦争ってこういう人の心を"むしばむ"
悲しい体験なのだと、思うにはいい映画である

「わしの分まで生きてちょんだいよォー」という
原田芳雄の亡くなっている父の言葉が胸に刺さった…

ハッピーな気分にはなれないけど
いい作品ではある。


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