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2005/09/05(月)
NANA
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月曜日になったので映画に行こう。 9月になったので映画館が空いてるぜ
原作:矢沢あい
大谷健太郎監督作品
出演:中島美嘉、宮崎あおい、成宮寛貴、松田龍平
劇場で。
原作の漫画は読んでいないので原作の主人公と 映画の主人公が似ているというのはわからない どんな話かも知らないで観たのだ。
これは同じ名前で同じ歳、同じ日に上京して来た 2人のNANAの友情の物語という事らしい
そうか〜この漫画、 感情移入が二重構造になっている 普通のNANAはロックなNANAに憧れ ロックなNANAは夢を追う
ふたりのNANAは恋をし助けあう
読んでいる間にどちらかのキャラを応援するか 振り分けられる…ほ〜
虚構なバンドの華やかさや かっこいいバンドの男達…そんな〜(ー_ー)(苦笑) (自分のバンドのイメージとはかけ離れている) 絵だけのパンクのハードなイメージかぁ
なーる。売れるよなぁ〜
女の子の好きなアイコンがいっぱいだ
劇映画では宮崎あおいの方の"NANA"に比較的視点を 向けて一般の人が感情移入しやすく出来ている。 オシャレ好きな二十歳の不器用な女の子を演じる 宮崎あおいは上手い、先週観た「青い車」 なんて比較にならないかも。
中島美嘉も歌手で役者もたまにやっているので 変に説得力があり、当初考えていた"寒い"感じではない もしこの人以外の普通の女優が演じていたら きっと"寒い"作品になったかもしれない。 彼女のクールで、でも実は優しい役は合っている
他の役者もそんなに違和感はないのかもしれない これはキャスティングをかなり考えている
あまりに少女漫画な夢物語的な作品であるが 現実的なオーソドックスな視点を持たせているのは 大谷健太郎監督の技量だと思う。 処女作「とらばいゆ」の 人間構造のウマさが今作でもよく出ている
ただ
二人の"NANA"が外(恋人やバンド)に 視点を持ちすぎていて2人での生活を 掘り下げてほしかったとは思った。 全然違う2人が同居すればもう少し何かがありそうだが 最初っから最後まで仲がいいっうのは薄っぺらかも
後
現代が舞台なのにライダースとボンデージパンツは どうなのだろうか?あれはダイレクトというか… 少女漫画の世界だからしょうがないのかなぁ!??
ちなみに劇中のバンドは パンクバンドではないけどなぁ… そのイメージだけのパンクは ダサイしかなり寒い… パンクなんて言ったら GISMの横山SAKEVIに火の付いたタイマツで 殴ってほしい衝動にはかられる(冗談です)
自分達がやっているバンドは パンクバンドではないが この劇中のバンドとは交わる事のない。 タイムラインが違いすぎて 絵空事に感じるなぁ(苦笑) こんな世界もあるんだな…きっと…(泣)
中島美嘉が歌う「GLAMOROUS SKY」はいい歌だ 彼氏役の松田龍平の劇中のメジャーバンドの曲は 普通だったがあれはメジャーに行って 失敗したんじゃ〜ないか〜(劇中の話ね) 「GLAMOROUS SKY」みたいな楽曲を出したら 一発でメジャーに行けそうだ。
ラストの落とし所はなぁ〜 ああやるしかなかったかもなぁ〜 女の子の夢的なラストである
しかし、この映画、ストライクゾーンを 99%ティーンに向けて作成しているので、 30越えたオッサンはどの主人公にも感情移入出来ない…
悪くない映画だが
ある意味 神の視点でしか観れない寂しい映画でもある(苦笑)
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