I二 Iー 十 1I の雑記です〜毎日忽忽と〜
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2007年10月
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2007/10/01(月) 人が人を愛することのどうしようもなさ
月曜日なので映画でも

もう10月早いものです
ここの所涼しいです。もう秋
え。もう冬…もう日本は夏と冬しかない
春や秋が好きなのにぃ


石井隆監督作品

出演:喜多嶋舞、津田寛治、
永島敏行、竹中直人他

劇場で

今日は映画の日。シネコンは混んでいるので
久しぶりに銀座の映画館に行く
有楽町は随分変わっていた
マリオンの前に大きいマルイが出来てた
ATGがよくやってた映画館はもう見る影もない

この映画は成人映画なので映画の日でも
おっさんばかりである。
映画館の前で運動をしている、50代から60代の人…
こんな月曜日の午前中…ダメ人間だ
あっ、僕もだ(苦笑)
映画の日なので結構人が入っていたけど
95%が男である、しかもおっさん
1人か2人若い女の人がいたけど
こんな映画にいって痴漢とか
変な事があったら恐いと思ったな(笑)

この映画は前作「花と蛇2」から久しぶりの作品で
苦手だった杉本彩から喜多嶋舞へ
喜多嶋舞も少し苦手ではある。

内容は女優のインタビューで始まる
劇中でもその女優は女優の役をやる
自分の旦那の俳優が劇中でも
その女優の旦那の役をやり劇中で
不倫をする、そこで精神がおかしくなる
主人公…現実と虚構が入り乱れて
本当の殺しなのか芝居なのか…
そしてクライマックス

この映画はとても不思議な作りをしている
一番近い作品では「メメント」のように
インタビュー形式で話しが前後して
現実なのか芝居なのか混乱させて
観客を引き込む。「メメント」は
自分的にはこの作りで混乱して
最後には"?"な感覚で終わってしまったが
この映画はこんなに複雑な構成の作品でも
ちゃんと納得させる作りをしている
これはよく出来てると思った

石井隆監督といえば狂ったような
ヤクザがよく登場する
あの絶対的な恐さは今回の男優では
なく、むしろ主人公役の
喜多嶋舞、本人の役柄が狂っている

もう体当たり演技である
最初から最後まで、ポロポロと
基本ヌードである
でも、とても狂った主人公なので
吃驚するぐらいヤらしくない

ホント狂気の沙汰である
この映画に出る決心の強さを感じる
劇中で色々なこの主人公の恐さを感じる
シーンがいっぱいあったけど
特にこれは…と思うシーンは

旦那の浮気から逃げるように電車に乗り
ノーパンで前のアベックに足を開き
口紅を引きながらニヤリと笑うシーン

くく狂っている…何かが壊れてる…
恐い…ホラー映画よりも凄い…
幽霊とかよりも人間の嫉妬心とか
妬みとか人間の方が恐い
こんな映画を観ると心底思う
穏やかに和やかに行きたいものです

こんな狂気な演技は最近の女優では
観た事がない…ここここっ恐い…喜多嶋舞…
まぁ普通の劇中でのインタビューを受けている
喜多嶋舞もなんか眼の奥が狂ってるんだよなぁ

昔は可愛いと思ったけど…
良くも悪くも一皮向けた演技が観れる
感覚的には「ブラックレイン」の
松田優作の演技のような心に迫る演技である
でも、この映画に出たら他、
どんな映画に出ればいいのか?
大丈夫か喜多嶋舞!?

他の出演者やスタッフも石井隆の映画の
常連で固められていて
その辺は勿論堅い造りである

うむ〜そうね「ヌードの夜」や
「花と蛇2」は
結構旨い作りだったので
あれよりかは幾分落ちるけど
「花と蛇」の1作目や
「フリーズミー」なんかよりかは
全然面白い。「死んでもいい」
ぐらいの出来かなぁ

きっとこれを読んでいる人は
この映画は興味はないと思うけど
自分的には満足の出来だ
みんなもDVDになったら観てみよう


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