I二 Iー 十 1I の雑記です〜毎日忽忽と〜
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2007/10/21(日) 禅の教え
この前
NHKで今、出光美術館でやっている
「没後170年記念 仙涯・
センガイ・SENGAI」
(本当の涯の字は
さんずいがない字です)
の事がやっていた。

170年も前の方なのだが
この人の絵を見て衝撃を受けた
現代でも通じる
今だと、しりあがり寿やみうらじゅんの
ようなセンスでユーモアに
満ちあふれている

博多の僧侶だった方で
子供や町民から武士、百姓まで
幅広い人々に
親しまれたっという

毎日そんな人達に
禅の説法をわかりやすく
教える為に絵を
描いていたそうだ
実は絵がかなり上手いのだけど
自分の考えている教えを
分かりやすくする為に
こんな漫画のような絵を
描いていたそうだ

まわりの人がこの拍子抜けした絵を見て
その教えの真意を掴んだかはわからないけど

絵を見てみんなは笑ったのでないかな

そのぐらい、今見ても衝撃的な
可愛らしい絵である

テレビでの解説だと、あまりに
まわりの人に絵を描いてくれと
言われるので
「絶筆宣言」をしたらしい
回りの人に絵を描いていいまわったけど
(絶筆と言う字が
描いているお墓の絵、その地点で
絶筆は無理だったのだと思うな)

その後、近所でトドが発見されたら
仙涯は絵心がウズウズして
すぐに撤回して絵を描いたり

なんか人間らしい大らかさに
満ちあふれている人であった

色々と面白い絵が紹介されていたけど

老人六歌仙という絵の内容に
こんな事が描かれていた

しわがよる ほくろができる 腰曲がる
頭がはげる ひげ白くなる
手は震う 足はよろつく
歯は抜ける 耳は聞こえず
目は疎くなる
見に添うは 頭巾襟巻
双眼鏡 たんぽ おんじゃく
しゅびん 孫の手
聞きたがる 死にともがなる 淋しがる
出しゃばりたがる 世話焼きたがる
くどくなる 気短になる 愚痴になる
心がひがむ 欲深くなる
またしても 同じ話に 子を誉める 
達者自慢に人は嫌がる

こんな説法を描いたのを見たら
笑いながらきっと当時も今も
心の何処かに入って行くのだと思うな
大らかで微笑ましい

自分も大らかに仙涯さんのように
暖かい視点で
生きられれば…と

面白そうな展覧会なので
行けたら行こうっ

http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html


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