I二 Iー 十 1I の雑記です〜毎日忽忽と〜
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2007/03/29(木) 逆噴射家族の思い出
植木等さんがお亡くなりになった

随分と昔の事を書こう

自分はタイムリーでは勿論
クレージーキャッツの映画を観た事がない

まだビデオが家になくて
レンタルビデオが1本1000円ぐらい
した時代だったと思う

学生の自分は相変わらず
映画が好きであった

特にATG映画という低予算の
単館系のアングラ?な配給会社の作品を
弟の影響でチェックして観に行っていた

そのATG映画の最新作で
「逆噴射家族」という作品がやった
この作品は当時「狂い咲きサンダーロード」や
「爆裂都市」などハードな作品を作っていた
石井聡互監督作品の家族を描いた作品で
原案が「東大一直線」小林よしのりであった

しかもそこでの配役で
植木等さんが登場したのであった

自分はイメージでしかしらない
植木等さんに期待し、当時
ナンバーワンバンドが好きだった自分は
小林克也との共演に心震わせたのであった

で、その映画はとても変わった映画であった

話はザっとこんな感じである

小心で真面目なサラリーマンが
長期ローンでマイホームを手に入れた。
家族はみな勝手気ままだったが
それなりに幸せだった。
だが、郷里から勝国の父が舞い込んできてから
家のなかがギクシャクしはじめ
それぞれの心に眠っていた狂気が暴走する……

これで登場する家族はみんな変な人だが
家族に嫌われる植木等さんは
途中から狂ってしまい
軍服を着て工藤夕貴役の
少女を亀甲縛りをしたりして
もう変態以外の何ものでもなかった

そんなイメージであったが
植木等さんが好きになる
アナーキーな感じが好きだったのだろう

その後「オヨビでない奴!」という
ドラマや黒澤明の「乱」
「植木等デラックス」という
バラエティー番組で
だんだんと自分の中での
植木等さんが大きくなった

大滝詠一が植木等さんの楽曲の
良さを色々な所で話して興味を持ち
その当時はよく聴いていた
どの曲も90年代初頭の
空にはよく馴染んでいた

自分もその頃には
スーダラサラリーマンになって

時間が過ぎて…

いつのまにか聴かなくなった
きっとスーダラな感覚が浸透したのだろう

植木等さんの訃報を聴いたら
その頃の気分で新しいモノを手探りで
模索して楽しんでいた時代の空気が
フッと戻った…

クレージー映画全盛期以後でも
新しい感覚にさせて頂いて
凄い人だったなぁ…と考える

合掌。


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