I二 Iー 十 1I の雑記です〜毎日忽忽と〜
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2007/04/16(月) 東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
月曜日なので映画でも
混んでいると思い1番早い9時30分から観る
凄い早起き…この回は4人しかいなかった
空いていた…

リリー・フランキー原作、
松岡錠司監督作品

オダギリジョー、樹木希林、
内田也哉子、松たか子、小林薫出演。


劇場で

リリー・フランキーの自伝的小説の映画化である

配役のオダギリジョーをはじめ役者の配置は
これ以上ないぐらいである
特にオダギリジョーはリリー・フランキーを美化した感じだ
主人公としてはスペシャルの大泉洋のダメさや
テレビ版の速水もこみちの美化しすぎな感じの
中間で、これ以上ないベストな主人公である

オカンの樹木希林や若い頃の
オカン役の内田也哉子親子共演も
リアルオトンの内田裕也のイメージをちらつかせる

劇中の小林薫が内田裕也のオーラが見えるような
滅茶苦茶な役でいい。

が…

んーーーーーーーーーーーーん。

自分は本は殆ど読まないが
リリー・フランキーのコラムとかは
好きだったので読みたかったが映画化という話を聞いて
知り合いから貸してくれるというのも
断わって、テレビドラマになったモノを観ずに
映画を期待していた。配役もよし
しかしもって監督の技量なのか
もともとの原作のせいなのか非常に
説明的でせつな的なザ日本映画な作りだ

オカンとの日々を描くのだが
直接的説明的に抗癌剤治療の事を描いたり
オカンが亡くなる過程を美化して描いたりするのは
万人に向けた映画では自分的には戦争映画を
美化するぐらいダメな行為である

人によっては知らずに行って
傷口に塩を塗る行為になりかねない

それを観て、君らの親もこうなる前に
もっと親孝行しておけよ、
という意図は観れるが
それはその状況になった本人にしか
ワカラナイのである、これを描いて
何になるのだろう?

病人や家族が亡くなった人に
観せるべきではない。そんな時に観せたら
気分が落ちると思う。普通の時でもダメである

文章で書いたモノでも映像になると
ダイレクトに伝わる
それをあえてそのまま映画で描く
必要があったのだろうか?
そこが監督の技量が試させられる所だったけど
子供の使いのような作りかただと思う

もう少し今の日本映画は
豊かになったと思ったのに…
原作に映像が負けてしまった
代表的な例の映画だと思う

監督の視点がもう少しあればなぁー

うむ〜〜〜

まあ飽きずには観られるので
興味があったら観よう


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