I二 Iー 十 1I の雑記です〜毎日忽忽と〜
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2007/06/18(月) 監督・ばんざい!
月曜日なので映画でも

後でどんな映画を観ているか
整理する為に月曜日に上げているけど
これは金曜日に行きました
だって夕方しかやってないんだもん。

北野武監督作品

出演:井手らっきょ、江守徹、岸本加世子、鈴木杏

劇場で。


映画に行く前に本屋で立ち読みをする
伊丹十三監督の研究本を読む
こんな文章に眼が止まる
"映画は人生のにこごりのようかも"
これは「お葬式」を撮った時に
言ったようだけど、この頃の
伊丹映画はそんな感じがした
後半は駄作が多いのだけど…

と思いながら映画館に行く

観る

う〜む〜。とても駄作…

自分は北野映画は大好きであった

「3-4×10月」や「ソナチネ」
「キッズ・リターン」に「BROTHER」どれも
素晴しい監督の精神をそぎ落として
目線を観客と一緒に描いた作品群である
最近は言われなくなったけど
キタノブルーなんて言われて
殺伐とした、でも綺麗なトーンで
監督の人生の全てを作品に卸した
この人でないと観れない視点で
撮った作品である

まぁ今作も北野武監督でないと
作れない作品ではある。

この長い芸能人としての生活で
どんな有名な俳優でも将棋の駒のように
撮っているのである…

が、視点がその頃の観客の目線から
俺って有名な監督で芸人で
映画ってこんな物でしょ!
という常に上から目線で
撮った作品であった

テレビ番組の「誰でもピカソ」という
北野武が出ている番組があるのだが
自分はあの番組も嫌いである

あれも芸術って俺は分かってるよ的な
コメントをする。番組も年寄りから
小学生までわかりやすく作っている

でも本来はそんな物ではないのでは?と思う
誰でもわかるように作ったものや
小手先で作った幕の内弁当的な作品を観ても
何にもならない。時間の無駄である…

映画でもライブでも絵でも本だって
まるっきり価値観の違うものを見せて
圧倒したり拒絶したり嫌ったりするものである

作った人の全てを卸して出さなければ
感情なんて動くはずはないと思うのである

映画を観ながら自問自答し教訓にする

自分は年上だからとか有利な
何かがあってもで上から目線で
行動するのはやめよう。

その行為はどれだけダサイのか…

この映画でそんな事を思う

北野武監督には
"映画は人生のにこごりのようかも"の
ような作品を
また作ってもらいたいなぁ…とも思う…

うむ〜そんな教訓を観たい人はいいかも
あと実は裏主演の
井手らっきょのファンとかね


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