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2007/07/02(月)
転校生-さよなら あなた-
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月曜日なので映画でも
明日のここに書くが パソコンを購入した。 よかった、使える
大林宣彦監督作品 出演:蓮佛美沙子 森田直幸、他
劇場で
25年前に上映された同作の 同じ監督のリメイクである
思春期の男女の体が入れ替り 家族や友達に内緒にしながら 元に戻ろうとするストーリー。
自分はオリジナルの作品は好きであった 大林宣彦監督作品は久しぶりに劇場で観たが 初期の頃からずっと"A movie"で始まる 久しぶりに観る文字にジンとする
つぎにこんな言葉が…
"25年前にこの映画を観た仲間たちへ そして現代に棲む子供たちへ"と
んっ?と思いながら物語は進行する ラストは大きく違ってくるが 基本の話はオリジナルと一緒である 舞台が尾道ではなく長野で 主人公達に彼、彼女がいるという所だ 流れは尾道三部作の作りとは違って どちらかというとサクサクとした 初期の大林作品のようである
斉藤一美の蓮佛美沙子は 原田知世に似ている 斉藤一夫役の森田直幸を観ていると この2人の主人公達は昔の 大林作品の主人公であって 現代に生きるリアルな10代の 子供達ではないように思える
脇役の斉藤一美の彼役の人も 「ねらわれた学園」の手塚眞のようで 純文学が好きでキザ。現代にはいない 手塚眞の役も好きだったけど 今作の彼も面白い役であった。
作品が進むに従って その昔の主人公達がオリジナルにない 親の心配や体が入れ替るという突拍子のない 出来事に心から心配してくれる友人、 見知らぬ人の暖かさを描いている
オリジナルでは一美と一夫だけで描いている 青春映画だったので話は一緒だけど 主題がかなり違うように思えた
勿論、入れ代わった主人公達が それぞれを心配するのは変わってない が、より心や身体を心配する 現代の子供が人の心配をしてない とも言わんばかりに 昔の大林作品の主人公達に 言われているように思える
きっと大林宣彦監督は少年少女と 同じ視点でリメイクする気がなく もっと現代に伝えたい事があるようだ
それはきっと監督が年令を重ねて尾道三部作を 作っていた頃のような視点で 映画を作る事が出来ないように なってしまったのではとも感じるのである
去年から尚美学園大学で大学院教授をしているらしい その中で学生を見て こんなテーマな作品が生まれたのかもなぁ
ラストもオリジナルと違って極端にダイレクトで 昔の作品が好きな人には考えてしまう感じだ でも、きっとそれはオープニングの "25年前にこの映画を観た仲間たち"に 考えてもらいたいのだろう また、ここまでダイレクトにしないと "現代に棲む子供たち"に響かないとも 言っているように感じるのであった
同時になんか豊かで何処か のんびりした25年前の時代が もうこないのかなぁ〜なんて 少し悲しい気持ちになったのであった
まずDVDとかでオリジナルを観てから 今作を観た方がいいかも〜 そうすると深く作品を知ることが出来るかも 個人的には好きだけどオリジナルありきです これから入るのは悲しいッス
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