I二 Iー 十 1I の雑記です〜毎日忽忽と〜
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2007/07/23(月) 復讐するは我にあり
月曜日なので映画でも。

夏休みの映画って面白そうな作品がない
なのでDVDで、この前にNHKでやっていた
今村昌平監督の追悼ドキュメンタリーを見て
スコセッシィ監督の解説で興味を持って
この代表作を観る

今村昌平監督作品 1979年公開

出演:出演者 緒形拳/三國連太郎/ミヤコ蝶々
倍賞美津子/小川真由美 他

緒形拳演じる殺人鬼は金目当てで
安易に殺人を行なう
得るお金は少量だ
動機なんてない恨みとかない

とんでもなくわからない

その唐突でわからないのが恐い

不敵な絶対的な悪なキャラクターに
最後まで興味が落ちる事のない作品である

1979年ぐらいに公開された作品って
例えば「蘇える金狼」などだと面白いけれど
音楽や編集が少し古い作品だなぁと感じる
この作品はその古さを殺人犯の
実録モノという描き方をしているので
作品としての武器にしていると思う

緒形拳って濃い…
人間としての生命の強さを感じる
肉体に対しての執着が凄まじい
ギラギラした感じ

倍賞美津子や小川真由美も若い頃であるけど
現代の女優ではない大人で体当たりな演技に
この人達の年令を越えてしまってもなお
自分は子供だなぁ、なんて思うのである

そのくらいこの映画に出ている人物が
複雑で暗い闇を抱えていて
この個々の役に打ち込む人達の
人間としての成熟度を感じるのである

でもこの登場する人物の
設定の中には入りたくはない
きっと現代に生きる自分には耐えられない

が、傍観者として作品を観るのには
十分に楽しむ事が出来た。

人間を知るにはとても幅が広がる

事件としては現代の安易な犯罪にもつながる
決して万人向けのファミリー層的な
楽しい作品ではないけど
とても暗い気持ちになるけれど
あれこれ考えるにいい作品である

名作だと思うなぁ

観てもいいかもー


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