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2007/09/15(土)
流行不毛の時代
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何となく自分の家にある
「ドラえもん/藤子不二雄自選集」という
藤子不二雄30周年 1981年に刊行されたモノの 後書きを読んでいると 当時の組織工学研究所所長の 糸川英夫が面白い事を書いていた
それは当時のドラえもんの ブームに関する事である 糸川英夫はヒット作を作る 過程を次のように考えているそうだ
「世の中が変わるにつれ、 新しい価値観を持った世代が出てくる しかし、古い世代はそれを認めまいとする。 ところが認知されていない新しい世代のほうは ある種の連帯感を持って、 古い世代へ自分達を認めさせようとする。 この認知されたいときに 働く運動がひとつのブームを作っていくのではないか」
この文章の内容は現代も有効で 考えさせる一文だと思う
音楽の流れにもそんな事を感じる
80年代の歌謡曲全盛からの反発の YMOなどのテクノブーム
※パンクハードコアは この時代のも好きな人はいっぱい居た
いつの間にか 音楽がマスコミに帰ってイカ天バンドブーム 90年代にイカ天バンドブームに反発した ヒップホップやテクノやレイブブーム デジタルハードコアやガバもだ
その反発で出た ハードコア、ジャンク、スカムブーム ゴアトランスや野外レイブ…
個人的な意見だとこのあたりから 混ざってしまい並列化する アンダーグランドから 一般へ突破して認知される
レインボー2000などの頃は まだ一般に認知されていない野外でのライブも フジロックなどで一般層へ その中にジャンクバンドやハードコアが 混ざってしまったり RAWLIFEのようなイベントがやったり どんどん並列して一般化していく もうアンダーグランドなんてない
現代は新しい価値観が 作りづらいように思える
良くも悪くも現代から これからの未来は"個"である
テクノとハードコアやジャンクがゴジャまぜ で、それぞれの個性的な時代だ
いい時代になったともいえる 今は自由である。何をやっても いいのである
音楽以外でもアニメや お笑い番組、アイドル 下手をするとAV女優の話まで 今の親子で普通に話せるような 時代かもしれない
自分の親とはそんな話は出来ない 世代のギャップはある。
が
これからの 世代世代の感覚の無さを見ると もう現在、これからはヒットや ブームは作りずらい時代に なっているように思えてならない
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