|
2008/10/31(金)
石文
|
|
|
映画「おくりびと」を観てきました。 . 批評は月曜日にでも。 . 今日はこの映画の肝で使われている "石文"(いしぶみ)という原始時代にあった 感情を伝える方法が とても興味深かったのです。 . この"石文"というのは自分は今 どのように思っているのか?という事を 石の形や大きさで表す事柄なのだそうで 例えば、つるつるした石は精神の安定だったり 大きいのは思いの大きさを表したりするという感じで お互いに渡しあって心がどのように考えているか 思い描くような感じで。 . 脚本家の方はこの脚本を書く最初に この"石文"を使おうと思ったのだそうです。 . 今の時代は携帯などで伝える側も伝えられる側も 楽に伝えるかという時代なので この、"石文"を使う事で簡単でないけれど 色々な何かが伝たわるのではないかと 劇中で、随所に登場するのですが 結構、今の時代で忘れていた、言葉以外の 情報や気持を感じる事ができるかもなぁ、と . 今はメールなどでサクッと送れるけど なんか感覚的には自分で作る絵葉書に 似ているような気がします。 下手な字を一生懸命書いたり 下絵を描いて消しゴムで消して 下絵が少し残ったまま線入れ イラストを描いたりする。 不器用な伝達ですが色々 伝わったような気がします。 . なんか最近はパソコンばかりで そんな事なんて随分やってないなぁ と電車で乗っていて思ったのでありました
|
|
|
|