I二 Iー 十 1I の雑記です〜毎日忽忽と〜
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2008年10月
前の月 次の月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新の絵日記ダイジェスト
2009/10/22 一度エピローグ
2009/10/16 DRIVE TO 2010!!!
2009/10/13 当分の間
2009/10/12 DRAGON SLAYER
2009/10/11 昔の思い出のタイトル

直接移動: 200910 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 月 

2008/10/06(月) トウキョウソナタ
月曜日なので映画でも。
.
黒沢清監督作品
.
香川照之/小泉今日子/井川遥/他
.
劇場で。
.
黒沢清監督の作品といえば
「蛇の道」「蜘蛛の瞳」
「アカルイミライ」など大好きな作品があるが
近作の「LOFT」「叫」などは展開の唐突さに
苦手と思える作品もある不思議な監督である
今作「トウキョウソナタ」はある視点部門賞を
撮った作品というのと現代劇というので
普通だったらDVDでいいかなぁと
思ってしまうのであるけれど行ったのであった。
(北野武監督作品はDVDでいいと思った)
話はリストラにあった香川照之の父と
平凡な母、小泉今日子と子供のちょっと
何処かの家庭でも起きうる話だ。
.
職安や休職者や浮浪者への食糧配給場など
その描き方がとても絵的で
ちょっと最近の日本映画にはないような
海外の人が描きそうな絵を作るのである
それが、きっと海外の人に受けたのかもしれない
話の展開も唐突な所もあるのだけど
物語と展開の中にとても上手く入っているので
ここ最近の黒沢清監督の「LOFT」「叫」のような
感じではない。ラストシーンのピアノのシーンまで
この不安定な登場人物の展開に眼が離せない
ある不思議な緊張感がある作品だと思うなぁ
.
しかしもって自分は香川照之や小泉今日子のような
世代に近いと思うけれど物語のこの世代の人
もがき苦しんで観ていて切迫してまいった

特に劇中で登場する
高校の同級生がリストラされても
とてもプライドが高くて最後まで
そのプライドを捨てられない役で
身につまされ、まいったなぁ
.
そんなのを劇場で客観的に観て
もし会社でなんかあった時に
少し考える材料にはなるかもなぁ
という感じで、そんな感じはやはり
ある視点部門をとるだけの作品かもなぁ
と妙に納得した。
派手な作品ではないけれど
とてもいい作品ですよ
星★★★★★で
最近の秋の邦画では現状では
一番好きかも得る事柄がある作品ですよ
黒沢清監督作品でも上位に入る
良質な作品だと思うな


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.