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2008/03/16(日)
衣装術
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自分のmixiのプロフィールで 好きな映画で"北村道子"と書いている . 何故かと言うと、ある時に 観る映画,観る映画の好きな 作品のクレジットに彼女の名前があった。 . ある時は黒沢清監督作品の 「アカルイミライ」だったり . ある時は塚本晋也監督作品 「双生児」だったり . またある時は三池崇史監督作品 「殺し屋1」だったり . 北村道子のこだわり抜いた衣装に まいど驚き作品的にダメでも 北村道子の名前があると 観てしまっていた。 . でもなかなかインタビューなどを 聞く機会がなく どうやってあんな 世界観を作っているのか 物凄く興味があったのである。 . で、この「衣装術」である。 本の半分は今までにやった 衣装がカラー写真で納めされ 後の半分はインタビューで 構成された本である。 . インタビューで北村道子の創作の元として 早くに亡くなった父と 課外授業の先生の影響をあげていた。 その中で先生に言われた . "桜がきれいだと思ったら、 ずっと見ていなさい" . という言葉などで自分で考える事を 学んだのだそうだ。 他の内容もファッションに限定されていない 頑固さ、妥協のなさがあり モノを作る人が読むと 創作のヒントになると思う。 そんな考えを読みながら 写真を見て行くと 北村道子の衣装という モノの凄さをあらためて 感じる事が出来る本なのである。 . 映画好きだけでなく 美術やファッション好きな人や 何か日常で趣味でもいいので何かを 作ったり(食事でもいい)している人が 読むといいかもです。 文章も本の嫌いな自分でもスラスタと 読む事だ出来たし写真も好きな映画の ファッションスチールを見れて その作りこみの細かさが素晴らしい
2800円は少し高いと思うだろうが これだけ充実した内容なのでお勧めです。
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