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2008/04/07(月)
非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎
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月曜日なので映画でも 春です なんか最近の気分はアウェイ . ジェシカ・ユー監督作品 ドキュメンタリー . 1973年、ヘンリー・ダーガーという ひとりの老人がひっそりと他界した。 彼の死後、部屋を片付けていた大家は、 15000ページを超える世界最長の小説と、 数百枚に及ぶその挿絵を発見 そのアウトサイダーアート画家の ドキュメンタリーである。 . 自分は深くこの画家の事は知らなかった 何度か作品展があって、見た人から 凄い狂った作品であると教えてもらっていた でもなんか興味が湧かなかったのだけど 映画が上映という事でサクッと この画家の事が解ればいいや、 ぐらいの気持で観たのである。 . 純粋に自分への欲求の為だけに 膨大な作品を作り普段は貧しい清掃師として 生きてる間は作品を表に出す事がなく 亡くなってから発見されるという純粋な 自分への為だけの作品作り その生涯に圧倒される . 最後まで現実という面倒で疲れる所から逃げて 虚構という夢のような世界で生き抜いたのは 幸せだったのか不幸だったのかは解らないけど 色々と考えさせる事がある作品だと思うなぁ . ヘンリー・ダーガーが夢中になった 作品「非現実の王国」で登場する 7人の少女たち「ヴィヴィアン・ガールズ」は 裸で登場するのであるけど おちんちんが何故かついていて 作品はとてもなんか不思議な世界だった 絵をアニメにしているのも そのドキュメンタリーを伝えるには とても映画的だったと思うなぁ . 感じは「悪魔とダニエル・ジョンストン」という 引きこもりの歌手のドキュメントがあるのだけど その作品に似ていると思う . この画家に少し興味があるのなら 行ってもいいと思う ドキュメンタリ−作品なので ダイナミックではないけれど なんともいえない 感覚が残る作品だと思うなぁ 星★★★★
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