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2008/06/23(月)
イースタン・プロミス
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月曜日なので映画でも。 . デヴィッド・クローネンバーグ監督作品 . 出演: ヴィゴ・モーテンセン/ナオミ・ワッツ . 劇場へ . 自分の人生形成の中でこの デヴィッド・クローネンバーグ監督が 何処かに住みついているように思う . 「クラッシュ」の事故フェチな男や 「イグジステンズ」の生物のような機械や骨で出来た銃 「裸のランチ」の変な幻想的な動物 「スキャナーズ」の超能力対戦 「ビデオドローム」の画面から手が出てくる絵 独創的で印象的、話の展開がここまで読めない 監督の作品はない。 . おこがましいのだけどライブなどをやる時に この監督の感覚を個人的念頭において 考えたりしたりしていた時期もあった まぁ足元に及ばないのだけれど... . 2000年代に入ってからは ファンタジー的要素を何故か排除して 現実的なリアルな感じの作品を作りつづけている 今作もそんな中の前作の 「ヒストリー・オブ・バイオレンス」の姉妹作的な ヤクザが一般に入り込む恐さを描いた作品である . ロシアン・マフィアってあまり 聞いた事がなかったけれど 描写的にはかなりリアルに描いている 死体を海にしずめる時に指や歯を切断したり 執念深いロシアン・マフィアのボス ロシアン・マフィアに認められた時の 誓いの入れ墨など 興味深い事柄が話に折り込まれる . 主人公ニコライが 対立するヤクザと風呂屋で乱闘する のだけど、さすが18禁 普通に陰部が見えるリアルである 全身入れ墨なその身体は マーチンスコセッシ監督の 「ケープフェア」の読ませる入れ墨のように カッコイイ。モチーフ的にはこっちの方が いいのではとも思えるのである . そんなモチーフを楽しみながら ニコライの微妙な心理や話の展開の読めなさは 相変わらずのデヴィッド・クローネンバーグ監督で 最後まで面白く観れたのであった ただリアルに徹した表現ばかりで SF的な要素を含んだ作品がもうそろそろ 観てみたいとも思ったなぁ。 . 星★★★★★ もう個人的にファンな監督なので 大好きですクローネンバーグ . テレビでやれる内容ではないなぁ 結構普通にザックリと 首を斬るシーンもあります 18禁なので劇場で。
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