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2008/06/30(月)
ぐるりのこと。
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月曜日なので映画でも。 . 橋口亮輔監督作品 . 出演:木村多江/リリー・フランキー/ 倍賞美津子/寺島進/安藤玉恵/ 八嶋智人/寺田農/柄本明 . 劇場で。 . 橋口亮輔監督作品って 「ハッシュ!」は観たけど そんなに自分的には際立って 面白いとは思わなかった 最初はそんなに 観る気がなかったんだけど 予告を観ていたら 気になってきたので 観たのであった。 . 話は法廷画家の夫と 子を授かりダメになった妻の 夫婦の色々な人生の壁を乗り越える 10年を描いた作品である。 . まずこの作品の主人公が リリー・フランキーなのだけど 彼は法廷画家の役を 本業のイラストレーターと 結び付けて、 この人じゃあないと出来ない 難しい役をサラッとやってのける . これに精神的に 不安定な木村多江も なかなか難しい 役だと思うけれど サラッと やっているようにみえる . この映画では法廷の シーンが1991年頃から 登場するのだけど、 このあたりの事件は 結構インパクトの ある事件が沢山登場して (幼児連続殺人事件や サリン事件など) 時間の流れが リアルに感じて この頃って自分は どうだったなぁ なんて主人公達と 共有した時間を感じられる 夫婦の話なのだけど、 夫は結構しっかりして どちらかというと奥さんの 再生の話なのだと思う これはきっと橋口亮輔監督が 鬱で映画が撮れなかったという インタビューからして 木村多江の役は 監督の分身にも 見えるのである。 . この精神的な 不安定さからラストに向かう 再生の方法というのが とても面白かった 人間って"対"して生きて いかなければいけないけど 最終的に乗り越えるには "個"にならないと 一歩は踏み込めないのだなぁと 感じるのである 監督は映画を撮る事で 乗り越えたのだろう . 主人公もそんな"個"になる 事で色々な事を乗り越える。 . なかなか、こういう 作品もないかもなぁ しかし、夫婦って大変だよなぁー 微妙な感じでみんな 立っているのだなぁとも 思ってしまったのであった。 . 結婚している人が 観ると少し何か 楽になるような 気がする作品だと思います 星★★★★★かなぁー . とてもいい作品ですよ 今年の邦画ベスト3には入りそうだ
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