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2008/07/12(土)
ギュウギュウで感動
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朝、満員電車に乗って通勤している . 最近はテレビなどが備えついていて 結構気分を紛らわせられる。 . 広告の中吊りなどを見るのも 好きだ、最近は面白くなくなったけど JRのペーパーラジオをいうのも 短編小説のようで面白かったなぁ なんて思いながら キョロキョロとしていると くらしの友という葬儀斎場などを おこなう所の広告に目をやると 感動した文章が載っていた 第一回きみまち恋文大賞を とったモノのようだ . 帰ってネットで検索したら 戦没者追悼式などの追悼文などで 色々な所でこの恋文が引用されていた 知っている人が多いかもしれませんが 自分は知らなかった . 色々と考える深い文章であった 傘寿、80才で これを書いたのだそうだ 精神はいつまでも 若く初々しく可愛らしい 戦没者追悼文的でなく 純粋に読んでも 素晴らしい文章だ . ////////////////////////////////// . 天国のあなたへ 柳原タケ . 娘を背に日の丸の小旗をふって、 あなたを見送ってから、 もう半世紀がすぎてしまいました。 . たくましいあなたの 腕に抱かれたのは、 ほんのつかの間でした。 三二歳で英霊となって 天国に行ってしまったあなたは、 今どうしていますか。 . 私も宇宙船に乗って あなたのおそばに行きたい。 . あなたは三二歳の青年、 私は傘寿(さんじゅ)を 迎える年です。 おそばに行った時、 おまえはどこの人だ なんて言わないでね。 . よく来たと言って、 あの頃のように寄り添って 座らせて下さいね。 . お逢いしたら娘夫婦のこと、 孫のこと、また、 すぎし日のあれこれを話し、 思いっきり、甘えてみたい。 . あなたは優しく、 そうかそうかとうなづきながら、 慰め、よくがんばったねと、 ほめて下さいね。 そして、そちらの 「きみまち阪」に つれて行ってもらいたい。 . 春、あでやかな桜花 夏、なまめかしい新緑 秋、ようえんなもみじ 冬、清らかな雪模様など、 . 四季のうつろいの中を 二人手をつないで歩いてみたい。 . 私はお別れしてからずっと、 あなたを思いつづけ、 愛情を支えにして 生きて参りました。 . もう一度あなたのうでに抱かれ、 ねむりたいものです。 力いっぱい抱きしめて 絶対はなさないで下さいね。 . ////////////////////////////////// . *きみまち阪とは秋田の数の桜、ツツジ、 紅葉の名所でありなのだそうです。 . うむー
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