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2009/01/23(金)
記憶がヒョコっと
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脳というのは不思議なモノで 朝起きがけに中学生の頃の 同級生の事を思い出した . 彼とは特に仲がいいわけではなかった どちらかといえば自分は普通の バカなアニメ好きな中学生で 彼はヤンキーで少し恐い存在であった。 . 風貌はヤクザ映画の高倉健的な感じで 寡黙で静かに恐いオーラを放っていて 大人びていて、見た感じは 40、50才ぐらいに見えた 一度同じクラスになったのだけれど 殆ど趣味的な接点もなかったので 喋ったりはしなかった それから2、3年して高校の同級生が 彼が亡くなったという話が来て、 同じクラスだったという理由だけで お通夜に行ったのであった。 本当は友達でもなんでもなかったので 今、考えると何故行ったか不思議だった そんな感じだったので、その当時に 不謹慎だと思うのだけれど、 こんな事をぼんやりと思った
「この人はこの人なりに寿命をまっとうした」
のかもと。 . 本人としては志し半ばで亡くなって 気の毒だったのだけれど 彼の写真を見たら大人びていて 自分のような未熟な子供の風貌でなく どっしりとした感じであった 一緒に行った同級生が 「太く短くな人生だったなぁ」とボヤいていた . 自分の何倍で色々な経験をしていたのかもと 写真を見て勝手にそんな事を思った . その不謹慎で身勝手思いが今でも記憶の何処かに 隠れていて彼の顔とともに ヒョコっと思い出したのだろうか
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