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2009/05/04(月)
グラン・トリノ
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月曜日なので映画でも。 . クリント・イーストウッド監督作品 .
出演:クリント・イーストウッド/ ビー・バン/アーニー・ハー他 . 劇場で。 . 心が痛くなる作品を作る クリント・イーストウッド監督作品である 色々な批評を読むと傑作!と どこの雑誌にも書かれていて 自分の志向にはなくても そんな批評を読むとフラフラと 行ってしまうのであった。 往年のイーストウッド主演作品といえば 「ダーティーハリー」のような 拳銃ブッぱなす感じなのだけど 今作はそんな主人公が 老年になったような感じと 日本だと下町に住んで居る人を 合わせたような偏屈ジジイで 面白い癖を付けた主人公である。 そんな家の隣にアジア系の家族が 引っ越してきて、最初は嫌っていたけれど ある事件をキッカケに心を許していき そのキッカケになった少年に事件が元で 主人公が巻き込まれていく . イーストウッド以外は無名の 役者という事だけれど この人が演出すると「硫黄島からの手紙」で 渡辺謙などでもそうだけど自然で 下手さは微塵も感じない なんか「硫黄島からの手紙」の時も そう思ったのだけれどイーストウッドは アメリカの戦争の罪のような事を 常に懺悔しつづけているように感じる 今作は現代劇なのだけれど 朝鮮戦争に主人公が行っていて そこでの罪と和解という感じがしてならない そこに「ダーティーハリー」の味付けをして 現代の色々な民族が住むアメリカのリアルな 日常を構築して作品にする 鑑賞感はあくまでもオーソドックスな感じで 直球の名作の余韻さえ残す作品だと思う 先週の「スラムドッグ$ミリオネア」もそうだけど 後は観た人のコのみになってしまうのである 自分はもう少し変化球的な作品が好きなので 星★★★★に近い3ですが 年令を重ねた人にとっては美学として 観てもいいのかもしれない . そういえば平日の1番目なのに 結構混んでいて年令層が高かったのは そんなイーストウッドの 美学を観たい人だったのかも
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