|
2006/01/08(日)
ふるさと兵庫50山 『白髪岳』 2
|
|
|
今年最初の三連休、何も予定がないのは寂しいので天気も良いことだし近くの山(白髪岳)に急きょ登ることに決めました。その為、朝に登山準備をして紅茶を作って保温瓶に入れて、非常用のお菓子と飴とミカン1個と前回登った時のコースタイムをプリントアウトしてリュックに詰め込んで出かけたのは、もう10時(前回より1時間以上遅い出発)を過ぎていました。 偶然にも前回の山登りと今回とはまるっきり同じ月日になっていて、一度来たことがあったので道にも迷わずに前回駐車した場所に着きました。今回は前回と違うことは車道がすでに雪で真っ白で、雪山に登ることより車がスリップしないかの方が心配でした。 今回は前回のコースと反対の松尾山から登ろうかとも思いましたが、雪が多く枝道も多くて迷いやすい、天気が下り坂なので晴れているうちに先に展望の良い白髪岳に登る方が良い、出発時間も遅く昼食のおにぎりも持ってきていないので早く下山する為にも前回と同じコースの方が安全との判断から、前回と同じ白髪岳コースを選びました。 分岐点でスパッツを付けて、先に歩いている足跡を頼りに雪道を登っていきました。山は白くないので雪はそれほど無いと思っていたのに、日陰の登山道にはかなり雪が残っていました。年末に弥十郎ヶ岳の雪山を登ったとき、山男はあまりアイゼンを付けないと言っていたので、せっかく持っていたにもかかわらずずっとリュックの中にしまったままでした。東屋から急な登りでハーハーと荒い息をたてやっとこさ尾根にたどり着いたところで、女性3人のパーティーに出会いました。ここで追い抜いてくさり場の岩場を乗り越えて誰もいない白髪岳山頂に着きました。雲も出てきて少しどんよりしていましたが、篠山の町、今田の街、舞鶴自動車道が見渡すことが出来ました。 山頂では昼食のおにぎりを持ってきていなかったので、非常用のお菓子を食べただけで、後から来た女性3名のパーティーが美味しそうな匂いをさせながらラーメンを食べている横を通って松尾山に向かいました。ここからの下りは今までにない積雪(初めての経験)で30〜40センチでズボズボとめり込んで、おまけに急な下りなので、両ロープを持って半分滑りながら下りました。この時に軍手では雪が溶けて染み込んで使い物にならないことに気付きました。 松尾山手前で一人の男の人に出会い、この人は松尾山から登ってきたそうですが道に迷って、誰も通っていない雪道で心細かったと言っていました。松尾山山頂は昔の城跡らしくすこし拓けていましたが山頂の標識はなく(雪に埋もれていただけかも?)、木に小さな松尾山山頂札がぶら下がっているだけでした。 前回はここから下るコースがわからずウロウロした経験があったので、今回は迷わずにすぐにわかりました。天気が悪くなってきたので先を急ぎ、今回見た千年杉は小さく思え、仙ノ岩はいつの間にか通り過ぎ、高仙寺跡の石像に着きました。ここから先、足跡を頼りに進んでいったら、愛宕堂にはいっこうにたどり着かず、おかしいと思いつつ下りていくと、不動の滝も松尾山登山口も通り越して何も標識のない道に出ました。でもそこは最初の白髪岳と松尾山分岐点のすぐ近くでした。と言うことはかなりの近道だったようです。その頃には雪も激しくなり、雪道の車運転が心配で早々に帰りました。途中からは雪が止み、同じ地域でも山間部とではこんなにも違うものかと不思議に思いながら、吉野家で腹ごしらえをして帰ってきました。
|
|
|
|