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2005/01/12(水)
灯り
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阪神淡路大震災からもうすぐ10年目を迎えようとしています。 最近では新聞でも関連の記事掲載されるようになりました。 今朝の新聞に神戸にあるホテルオ−クラ神戸が客室の照明を使って ホテルに「ファイト」の文字を浮かび上がらせたという記事がありました。 そのファイトの文字の写真を見て、懐かしさとともにその灯りに込められた人々の想いが感じられ胸がつまりました。
震災直後当然ホテルも休業になったのですが、再開するまでの約1週間ホテルの壁に「ファイト」の文字が浮かび上がりました。 それは被災した全ての人達に向けえられたエールであり、共に頑張ろうと言うホテルの人達の復興への熱い想いだったとおもいます。 壊滅的な打撃を受けて灯りの消えた神戸の町にあの文字は、どれほど温かく光っていた事か。 その灯りの映像は後にTVCMでも流れた事があるので、ご覧になった方もおられるかと思います。 私もその映像を見てな何度と無く涙がこぼれたものでした。
立ち直れないほどの痛みを背負ったとき、心のこもった励ましは大きな力になる事をあのときに知ったと思います。 多くの被災者の人達にとっても、あの灯りがそうであったと思うし、 自分達が大変なときに多くの他者の為に心を配る事が出来る、そう言う人が本当はたくさんいるという事実の象徴でもあるように感じました。
あの灯りの温かさは本物でした。
(映像はありませんが関連記事です) http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050112k0000m040134000c.html
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