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2005/04/27(水)
速度
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JRの事故は本当に多くの犠牲者の方を出して、報道に日々胸が痛みます。
あの辺りは阪神間で私の地元にも近く、あの線に乗ったこともあります。
犠牲者の方の名前が新聞やTVに出るつど、もしかして知人は居ないかと、どきどきして見るのですが今のところそれは無く、被害にあわれた方のことを考えると心苦しいけど、正直ほっとしています。
阪神間はJRと大手私鉄がほとんど並行して走っているため、競争も激化しています。
私が西宮に居た間にも、電車の所要時間がどんどん短くなっっていました。
特にJRはそれが著しく、毎年のように「神戸−大阪間時間短縮！通勤が便利に」などと速度の速さをメインにしていたように思います。
便利であると言うことを誰もが望む世の中、少しでも早く移動すると言うことも多くの人が望むことでしょう。
今の日本では何でも速く速く、どの分野でもその事を重要視しているような気がします。
でもその何でも速く便利である事を良しとする意識が、落とし穴を作るように思います。
もう一つ、昔は日本人てまじめで責任感が強いと言うことが、一つの美徳でしたよね。
必ずしもそれだけが良いとは思わないし、まじめすぎる、責任感が強すぎる事が弊害になることも多分にあるんだけど、こと仕事に関しては責任感が欠けて行くのはどうだろうと思いますね。
あるJRのお偉いさんがご家族の所へお詫びを言いに行く時とか、ご家族のおうちにお詫びに行くJR社員の人の態度に、「あんたそれはないやろう！」といいたくなる姿がいくつか見られました。
一生懸命やっていらっしゃるJR職員の人の努力も誠意も、ほんの僅かなそういう人たちのせいで無になるんですよね。
事故の原因は多分いろんな事が絡み合ってるんだろうけど、なんとなく現代社会の歪を見る気がします。
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