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2005/04/05(火) ご冥福を
 ローマ法王パヨハネ・パウロ2世が亡くなりましたね。
私は無宗教なのですが、この方が法王になられたときの事はよく覚えていますし、何となく好きな方でした。
法王になられたとき、私は丁度中学生。
母がカトリック系の高校の教師をしていた事もあり、子供の頃教会の日曜学校に通っていた事や、西洋への憧れの強い多感な時期だったこともあるんでしょうが、法王が来日された時の事も鮮明に記憶に残っています。

 宗教家が必ずしも正しい善の人かどうかは疑問だけど、ヨハネ・パウロ2世はそれまでの法王とは確実に異なる方向性やビジョンを持っておられたように思います。
革新的である反面、保守的な部分もあったようだし、もともと法王庁自体秘密の多い所。
私のような信者でもない一般人が知っている事なんて、微々たる事ではありますが。
 ただ、ヨハネ・パウロ2世は「空飛ぶ聖座」と呼ばれたほど自らの足で世界中を廻った方。
自分を襲った襲撃犯に対しても、自ら刑務所に出向いて犯人にロザリオを渡し許しを与えた方です。
最高権力者でありながら、口だけではなくて自分が動くと言うその姿勢が、私は好きでした。

 26年と言う長い在位を終えられ、本当にお疲れ様でしたと、心からご冥福をおいのりします。


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