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2008/02/27(水)
吸血鬼モエ
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なんと、この世には「吸血鬼」に対するロマンがあるそうですね!
と、驚くくらい弥平次はドラキュラ関係は無知に等しいのです。 そういえば蒼司さんが大好きな菊池秀行先生は、この方面の第一人者。あんな情熱が吸血鬼ロマンに注がれて・・・!(夢枕獏における安倍晴明みたいなものですね。そういやあれも乙女がロマンしてるし) 以前ヒュー・ジャックマンの「ヴァン・ヘルシング」という映画を見に行った時、蒼司さんに「よく聞く名前だけど何した人?」などと質問し、「この映画ではハンターみたいなことしてるけど、ほんとは学者さん」という具合に教えてもらったものでした。今日見たらブラム・ストーカー著の「吸血鬼ドラキュラ」の本が置いてあり、この機会に認識を深めようかとも思います。そんでもって「君、中身見たら驚くよ」という蒼司さんの予言どおり、本を開いてビックリ!! この厚さでこのポイント!!!そう、1971年出版当時のままだと思われますが、すげえ字がちっちゃいのです!!!活版印刷の限界に挑むような文字サイズ。わくわくします。
何がわくわくかと言うと・・・ 過ぐる年、池波正太郎先生の「鬼平犯科帳」がTVドラマ化し爆発的人気を博していましたが、出版社はにわかに急増した時代小説FANのために「おおきな活字で読みやすい!」と謳った特別版を出し始めました。文字が大きく、行間も広く、そして一冊が分厚くなり値段が上がってしまったのです。これをうけてかどの出版社も次第に活字サイズが大きくなり、総文字数が少ない本でも一冊として販売できるようになりました。そう、読むとこ少ないのに本が高くなったのです!!!いけません、モ・ナミ。これは危険、じつに危険です。これでは本離れどころか日本人の文盲率を上げかねません!!!新潮!!貴様だ!!
これを思うときつい興奮してしまいますが(笑)そんなわけで昔風の文字がちっちゃい本を見ると「読むとこいっぱいある!」とわくわくするというわけでした。文庫のくせにこの値段!と最近(活字中毒旋風で家中文庫が転がってるから)思うことが多かったので訴えてみました。古本屋でしか買わないもんね!もう!プン! <弥平次> 菊池秀行先生のヴァン・ヘルシング教授(ちなみにオリジナルは、初老で頼れる知的なおじさまデス。)モエのおかげで「吸血鬼ハンターD」が読めるワケです。ありがとう、ブラム・ストーカー先生!<蒼司>
神様、この病気を治してください。
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