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2004/01/23(金) カツノリトレードはプロ野球存亡の危機
 この日記ではまだ触れていないなかったが、ヒビサマといえば阪神ファンというのは有名な話である。私は、遠く北海道の地で、あの暗黒時代から、同士などほとんどいない中(それでも読売ファンの次に多かったけど)ずっと応援し、あげくに甲子園に通いたいという理由だけで関西の大学を志望し、今では年間10回以上は必ず通う程の阪神ファンだ。
 小池栄子やMEGUMIみたになにわかファンにはわからんだろうが、あの暗黒時代は本当につらかった、シーズン中は負け続けストレスはたまるばかり、また一般人は阪神ファンもシーズンオフは楽しく過ごしていると思っていたようだが、それも大間違い。暗黒時代の阪神は、シーズンオフもロクな補強をしてなかったから、ある意味シーズン中よりストレスがたまっていた。本当に、私の中学高校時代は阪神への不満を口にしない日はなかった。もし、そのときから日記コーナーがあったら、毎日阪神への愚痴ばかり書いていただろう。それでもだいぶ不満もなくなってきた矢先のことだった。
 「カツノリー読売へ金銭トレード」・・・悲しかった。私は阪神の選手の中でカツノリが一番好きだった。彼は確かに選手としては一流ではないだろう。しかし、とてもいい人である。二軍の試合を見に行ったとき、あきらかに年下の私が「カツノリーがんばれよ」って声をかけたら、笑顔で「ありがとう」っていってくれた。チーム内でもみんなから慕われていて、若手への指導もうまく、きっと引退後は、有能なスカウト、いずれは指導者、もしかしたら親子二台で阪神監督もという夢をいだかせる選手であった。
 純粋に戦力としても痛い、現在の阪神の捕手はこれで6人、矢野、野口は一軍当確。第三捕手はおそらく浅井になると考えると、二軍には中谷、狩野、小宮山の三人。高卒の小宮山や視力低下が癒えない中谷のことを考えると、下でつかえるのは狩野しかいない。もし、捕手陣が二人以上怪我する事態にでもなれば立ち行かなくなってしまうぞ。まさかどこでも守れる新外人キンケードにやらせる気か?
 それにしてもまだ他球団ならあきらめつくが、よりにもよって我が生涯の敵読売というのが悔しい。一番怖いのがこれがドラフト戦略に与える影響だ。今年の目玉は明治大・一場靖弘と社会人シダックス・野間口貴彦の二人(私はダルビッシュは評価してない)だが、このことをふまえると恐ろしいことがわかる。つまりカツノリは明治大のOBで、かつシダックス監督であるノムさんの息子であるということだ。つまり阪神は読売に学閥と親のコネという一場・野間口獲得への強力なカードをみすみすライバルに手渡してしまったことになるのだ。
 そしてもっと恐ろしいのが、これによりノムさんの言論が封じられてしまうのではという疑念である。読売が悪逆非道な手を使いプロ野球衰亡させている元凶であることは明確な事実でありまがら、いまだ一番人気を誇っているのは、その悪逆ぶりを伝え、世論をかえるにたりる論客がいないからである。そんな中、影響力をもったうえで読売を非難できることができた人間が、星野仙一と野村克也であった。私は星野仙一については、その強者の論理的考え方や名古屋財界とのつながりからみる人間性に疑念を持ちながら、在任当時彼を支持していたのは、星野なら阪神を勝たせてくれるという期待と、打倒読売の精神に共鳴していたからだ。しかし、監督を退任後の星野はあきらかに体制側によっている、ナベツネへの接近やアテネ五輪二人枠問題での長嶋への擁護など、もともと政治的工作の強い男なのでナベツネとの間になんらかの密約があるとすれば、今後反読売的発言はトーンダウンするのではという不安がある。
 そして野村の場合、彼には政治的上昇志向はない代わりに身内に弱いという弱点がある。つまりカツノリトレードは政治力によって星野への口封じに成功した読売が、残る仇敵野村の口を、息子を人質にとって封じ込めにきた策謀ではないかと考えられなくもないのだ。この二人が反読売的発言をしなくなることは、反読売的言論の自由がなくなることである。例えていうなら、自民党が久米宏を取り込み、筑紫哲也の息子を入党させて口を封じるようなもので、もしそんなことがおこったら自民党を批判する言論の自由はなくなってしまうだろう。
 私は野村克也という男をを尊敬している。結果はだせなかったが、井川を見出し、浜中を発掘し、赤星・藤本を入団させ、今岡に耐えることを教えた野村こそ去年の阪神優勝の最大の功労者(星野の手腕を認めないわけではないが)であることはわかっている。また、弱者でも勝てるという気概や、データ重視の論理的思考、またネクラのイメージが強いが実はユーモアセンスあふれる性格。そしてなにより、仕事や名誉よりも愛する妻を守ることを選んだ姿はまさに男の鑑、真実の愛とはなんたるか教えてくれたのもノムさんだ。これが美談にならないのは、ひとえにその愛する妻とうのがあの人だからだ。
 そんな野村にはたとえ息子が人質になろうとも、今の姿勢を続けてほしい。ネットの憶測の中には、読売の監督ねらってんじゃないのかという話もあったが、憎悪の対象だった読売の監督になって恨みを晴らすってのはみっともない。そんなノムさんみたくない。頼むよノムさん
 


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