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2004/01/03(土)
映画笑の大学の感想
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てなわけでわざわざ、ここまで見に来てくれてありがとう。たぶん舞台・映画ともに見てないとまるで通じないの話書きます。
まずかなり忠実に台詞がいじられてないというところにびっくり。あからさまに違うのは、カラスの武蔵の会話が全部カットになっていただけだ。それはいいのだが、大黒屋光太夫のエピソードがまるまるカットになっていたのはいただけない。あの話はかなりいい話だと思うのだが。そして、ラストも変に感動的にしあげて、舞台版はあれだけ感動的な台詞いたあと、しょーもない下ネタで終わるという台無し感が、逆に感動するのを考えると狙いすぎたと思う。まあ、パンフに書いていた椿が帰ってくるラストよりはいいかな。やはり椿は戦死する(モデルの人が戦死するだけだが)とこに意義があるんだが。そして、間が悪い。1時間半の芝居が2時間芝居になってるわりには、追加シーンが少ない。つまり、舞台版の二人の掛け合いにくらべ確実にたるいのだ。おかげでなんこか笑いをつぶしてる。映画であえてテンポを遅くしてるのかもしれないが、なにしろあの芝居20回くらいみてるから間が空くとすぐ次の台詞が先にわかっちゃうんだよな。
ただ、映像でしか再現できないものは面白かった。座長のアオカンが小松政夫ってのはびっくり。さるまた失敬でしらけるサマは、さすがしらけ鳥飛んでゆく人だ。またわざわざチャーチルが寿司を握るシーンまでちゃんと再現してたのは笑った。ってかのりたけとか八嶋さんとかどこ出てた?なにより、あの戦前の浅草の再現の映像はジーンときた。本当にこんな光景だったのか、あんな劇場羨ましいと思った。
ってか、笑の内閣も公演するときあんなのぼり旗とか電気の装飾とかしたいな。「笑の内閣」とか「タカマヒビキ」とか旗つくって、外だけ滅茶苦茶装飾して、中は素舞台とか外の方が金かけてたら笑えるな。ああ、やってみてえ
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