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2004/10/24(日)
そうだ、ソープへ行こう!
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れは、今回私の役=引きこもりの漫才師(漫才師の癖にひきこもりって設定が、ハラダリャンの天才なところだ)中岡慎太が、相方(高野君がやった主役)と組む漫才コンビ「明太子フランス」のネタである。今回の芝居はアドリブ芝居だから当然、ネタは脚本にかいていたわけではない。私が考えた。
なんて書くと、すごいが、北方謙三の人生相談をぱくっただけである。あの人は、なにを相談されても最終的に「ソープにいけ」と答える無茶苦茶なおっさんである。それをヒントに。 「僕女の子にふられちゃったんですけど、どうすればいいですか」 「ソープに行け」 「アホか!」 「僕、にんじんが食べられないんですけどどうすればいいですか} 「ソープに行け」 「関係あるか!」 「おじいちゃんが死にそうなんです。どうしたらいいですか?」 「ソープに行け」 「そう、シルバー割引で、ってアホかー」 ってな感じだ。これ見れば一目瞭然だが、私はボケでありながら、「ソープに行け」といってるだけである。つまり、ネタが面白くなるかどうかはツッコミの質問内容にかかってるんだから、このネタがうけたのは、すべて高野君のおかげである。ありがとう。
さて、今日はいよいよ最終日。寺いりするとあいかわらず、ハラダさんはフラフラしていた。さらに私と掛川がせっかくきれいにした座布団の上をわざわざ歩いてすらして怒られた。
3ステは、から回ってしまった。会場の温度が暑くて、天声が降りてこなかった。昨日の2ステの評判がよかったぶん、気負いが入ってしまった。ものすごく悔しい。ここまでもっとやりたいと思った舞台は始めてでした。
その後はバラシ、まあすぐ終わったので、明日誓願寺で行われる、宗門会議のセッティングまで手伝った。なんか、席が12席あって、ハラダさんと二人で「これはシュチュエーションコメディになる」「12人の怒れる坊さんだ」はしゃいでたら怒られた。本当に子供だ
その後うちあげまで少し時間があるのでゆーみん、ヨウスケとラウンド1へ。3人でアブノーマルチェックした。ふざけてないのに、またしても案の定私が一番アブノーマルだった。ゆーみんは羨ましいと書いてたけど違うぞ。そして、3人でプリクラをとった。超かわいいゆーみんとプリクラとれて幸せ。
そして、チファジャへ打ち上げへ。私のテーブルは掛川・長町・岸田がいた。ハラダさんが「喋るな食べることの集中しろ」と言ったので、ひたすら食べた。うちのテーブルはまさに暴飲暴食だった。だって、生肉が来たらすぐ皿にある肉全部鉄板にのせるんだぜ。そのうえ、ミニビビンバとかサイドメニューも食いまくる。さすがに私の傍若無人ぶりには、勝二さんはむっとしまくってた。
その後、珈琲の青山にいってタラタラ会話。ハラダさんが、9人のメンバーの今後進むべき道無責任解説をしてくれた。席団へ入ったほうがよさそうな人や、一人でやった方がいい人。自分で立ち上げた方がいい人といる中、ビリー・ワイルダーのような脚本家を目指しなさいとのことだった。藤本さんもこの日記見て、これだけ毎日文章を書くのが好きなら、やるべきだ(できれば演出も別の人)と言ってくれた。そのうえで、ヒッチコックみたいに、必ず自分のでる作品に15秒くらいでなさいと言われた。ヒッチコックか大きく出たな。
その後は、ハラダさんと会話。酒のみたいなって、水入れていたコップに、焼酎ならばれないっていいちこいれて、岸田君とともに3人で飲んだ。いちいち「ここ焼酎の青山だったっけ」とはしゃぎいだり、青学の授業に潜り込んだ話や、とある大学の家畜病院に忍び込んで、ホルマリン漬けの牛の生首見たりした話を聞いた。やっぱり知らないところいくと、探検したくてたまらないらしい。ただ、その体験を元にしたう作品をうみだしているところがさすがだ。私も見習おう。
そして、何故か話は風俗の話に。ハラダさんは京都演劇界の風俗王らしい。下ネタ大好き私は高野・岸田とともに目を輝かせて聞いてしまった。そして、いつものように「作・演するなら風俗行かなきゃダメ」と言われた。そんな金あるかい
と、いうわけで2次会は解散。その後カラオケに行くことになったが、金がないので退散した。いつもなら、無理してもいくところだが、いい公演すぎてなんか無理にカラオケ行くより、余韻を楽しみながら寝たいなと思ったのだ。こんなことはじめてだ。結局今までは、公演そのものよりもメンバーとわいわいやるのが楽しかったのかもしれん。それゆえ、ひたすらカラオケまで粘り名残を惜しんでいた感がある。今回はこれだけいい公演だったのに、あまりみんなと別れるのが寂しくなかった(決っして親しくならなかったというわけでなく)本当に芝居をする集団ってのはこんなものなのかなと思った。
いや、本当にいい公演でしたよ。高野君の笑いの才能に出会え、岸田君の嗅覚に出会え、私が男前とわかる見る目のある和田さんに出会え、ゆーみん・勝二・荒木・ヨウスケの魅力に改めて出会え。藤本さん・ハラダさんに出会えたのは、収穫でした。今まで、「なにをやってもヒビキと」いうのは、否定されることが多かった。しかし、ハラダさんは「タカマヒビキとして舞台に立て」と言ってくれて、その魅力を十分にひきだしてくれた。本当にシュチュエーションだけ与えられ、エチュードで作り本番もアドリブし放題の舞台というのは、一人一人が自分でつくった作品と誇りが持てる。役者としてこれほど幸せな舞台はない。作品としても、最高におもしろいコメディだったと思う。だって、今ではネタばれするから書けなかったけど、うどんをペットボトルに入れて飲むんだよ。面白すぎる。高野・岸田・ヨウスケのロックバンドのシーンなんて、冗談じゃなく20年生きてて一番笑った。30回くらい同じもの見たのに、いつ見ても笑った。呼吸困難になった。こんな舞台ができて幸せです。みなさんありがとう。これからも路上行くから、高島屋の前でまた会おう!
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