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2004/10/09(土)
酔いどれ作・演は、今日も酔いどれていた
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ついに見てきました。カツショップ
前々から数々の伝説を聞いてはいたが、迎旭人の名が紫で知れ渡ったてから、まだ一月しかたってないとは信じられん。というか、実質関わったのはたった一日だけ(うちあげの時だけなのだが)あれだけインパクトを残したのだから、会ったことのない平や本宿も興味深深である。と、いうわけで「うむよ」はこの秋一番楽しみにしていた公演でした。なにしろ、まずあの筆ペンで汚い字のみのうえ、途中できれてる、超テキトーな仮ビラ。そして、普通にメンバーの写真をとってるだけなのに、世にもおぞましいあの本ビラ。長いこと芝居をしているが、あんな醜悪なビラは見たことない。笑顔のアイドルが「飲みすぎはやめよう」って言ってるだけのポスターを見ても「だからどうした」と思うが、あのビラ見たら「こんなんなっちゃうなら、酒はやめよう」って思うもん。大変効果的だ。(政府広報も、薬物のポスターに酒井美紀を使うくらいなら、江頭あたりをつかった方がよっぽど効果があるだろう)。なにしろ龍大から倫理的にこのビラはふさわしくないと、貼ることを許されなかったらしい。どうりで、水曜言ったとき学内ビラ宣を仮ビラ配ってるなと思ったが、そんな事情があったとは。京都市内の私大ではでは、左よりで学生自治権がしっかりしてるはずの龍大でまで、そんな規制がひっかかるとは恐るべし。
さて、今日はひげっちと行く予定だったが、台風来るからって、びびって行かないといいやがったが、千本が行くといったので北大路で待ち合わせて地下鉄でくいな橋まで、受付に差し入れを置いていく、本当はアル中芝居なので、アルコールに関したものを差し入れようと思い、でも単に酒じゃつまらんので、アルコールランプ(をあげたかったんだが、ロフトとか遊べる本屋とかなめたもんばっか売ってる店行っても売ってない、まあアルコールランプなど、理科の実験意外でみたことないのでしかたないが、リトマス試験紙はあるのにないのはちょっと頭きた。しかたないので、古本屋で買った、読むだけで禁酒できる禁酒セラピーって本と、迎さんが打ち上げで暴れていいように、猛犬注意と書いた札を差し入れした。会場に行ったら、山崎に会った。ああ、もうなんでこう奴はいつもいつもいるんだ。まあ、それだけ奴はよく色々な芝居を見ている、そこはかなり感心だ。さらには、久々に山本さんにも会えたし、荒木さんやユーミンにも会った。自分のことは棚にあげ、ハラダリャンの練習、遅刻してまうやろ。
トイレに言ったらよしはるさんにあった、これから前説コントをするらしい。で、「よいどれ侍」というコントをしていた。よしはるさんがナレーションで、携帯電話をならした奴や、飲食喫煙をした奴を侍が斬るというコントだった。あまりのしょうもなさに、もうその時点で帰りたくなった(いや、決して悪いどころか、おもしろいし好きなコントでしたよ)。バイクで来た炬燵から、場所わからないから向かえに来てと連絡が来たので、このまま逃げようかなと思った。
で、実際の感想といたしましては、掛川君の言う通り意欲的な駄作という表現はなるほどと思いました。確かに絶句しました。私は迎ファンでもありますし、いろんな意味で楽しめました。青臭い主張を臆せず、主張する迎さんはかっこよかった。自分だったら、あれだけのことを表現したくとも、あそこまでストレートには表現できないだろう。その勇気に感服しました。私自身はアル中どころか、特になににも依存してないけど、結構身につまされるエピソードがあって、ちょっとジーンとしました。まあ、ただ長い。二時間半はありすぎだ、エピソードを欲張りすぎだと思った。とにかく迎さんがやりたい台詞やエピソードをすべて、詰め込んだのだろう。私も作家をやってるから気持ちはよくわかる。とにかく、思いついた台詞やエピソードはどれも思い入れがあるから、なかなか切り捨てられなくて全部入れたくなるんだ。しかも座付き作家じゃないかぎり、作・演するチャンスなんか滅多にないから尚更だ。ただ、もう少し欲張らずに絞れこめたらと思います。あとは、迎さんが気に入ってるであろうシーンや動きはかなり演出したんでしょうが、ほったらかしであったところはあからさまにほったらかしなんだろうなとわかりました。
役者の方は、やっぱよしはるさんはおもしろい、あのセンスは本当にうらやましい。まんま片手間テイストだったけど。田渕☆さんも、まんま田渕☆だった。まあ、あの人も本当におもしろいわ。轟はあいかわらずくどかった。あれだけいい役もらってながら、わざわざ草津から通ったかいがあるのか?ミホミホは結構壊れててびっくりした、ごまプロの打ち上げの時かから急に変調があったままのテンションだった。改めてあの公演では、ヨウスケふっきれる。ヒビサマ思春期になるなど、いろんな人に多大な影響をもたらしたのねと思った。あと、片手間の説明会のとき知り合ったシュウちゃんって子はかなり、美少年である。今日見ても改めて可愛いと思った。あの可愛さがあれば、スターになれるな。私が一旗あげるなら、ぜひほしい子だ。
それ意外の見所となると、小ネタは大好き。掛川が日記にヒビキこそ見て、どれだけ小ネタがうざいか見ろと書いてあったが、私は大好きなんだわ。ああいうくだらない小ネタ。最初に電話してる相手があからさまにイ・スンヨプ。滝川クリステルのナナメ向きの再現。トラッキーの扱い方。田渕☆さんがメガネスーパーと叫ぶ。基本は野村佑香だといってネルジェラをやるのは「幕張」の台詞の再現、ちょっと待ってよというたびに大黒真希の歌になるなど、非常に効率の悪い笑いのとり方をする、知識のある人しかわからない小ネタはステキ。やはりネタはわかる人が少なけりゃ少ないほど、わかる人にはおもしろい。
と、いうことで、おおいに刺激をうけました。
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