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2004/11/12(金) 朝まで生吉田
さて、昨日は実はしほりんとデート以外にも用があった。吉田寮の寮食会議に出ることである。吉田寮については以前遊びに行ったときの日記(6・14日記参照)を読んで頂きたいが、寮食会議ってのは、吉田寮の食堂をどう運営していくかを考える会議である。なんで、それに寮に住んでない私が行くかというと、吉田寮食堂ってのは芝居の会場に使えるのだ。あの場所は芝居だけじゃなく、音楽など色んなイベントに使える場所として外部の団体に開放されているのだ。

 寮食の魅力はなんといっても、無料で使えることだ。さらにあの不気味な雰囲気がたまらない。その分制約も多い。まず初めての団体は毎月11日の寮食会議に出席し、3ヶ月目でやっと予約がとれる。またあくまで食堂を借りるのではなく、使用者=管理者になるため、24時間警備も自分たちでせなあかんので公演中は泊り込みだ。また、当然生活空間でやるわけだから、寮生たちとの信頼も獲得せなあかん。そして自主管理空間である以上、外部特に警察は絶対に入れない。戦前の滝川事件(1933年、京大教授滝川幸辰がその著作を問題視され、文部省により強制的に休職させられ、それに反発した教授会や学生らが次々に弾圧され、京大の自治権が崩壊した事件)の後遺症をひきづる京大は、国家権力の介入に敏感なのだ。

 ってなわけで、まだはっきり決まってないので詳しくは書けないが、なんとなく来年の5月あたりで笑の内閣で使いたいなとか、掛川も使いたいなとか思ってるので、融通が利くようにテロプロ代表として私が出席することとなった。まず、会議が始まり、初めてきた団体ですと丁重に挨拶。議長の方も使用マニュアルを丁寧に説明していただく。

 と、ここまではよかった。が、ある音楽系の団体が要求により会議は混迷を極めることとなった。その団体は3年前、寮でイベントをし、今回も年越しライブがしたいとのことだった。しかし1年間以上会議にでていない団体は、初団体と同じ扱いになる。よって3回目からじゃないと使えないのだ。その規定は1年前にできたらしく、その団体は知らなかったからい仕方ないとはいえ、本来そこであきらめるだろう。さらにはそこの団体、3年前イベントをした際、ごみや騒音の問題やライブで酒を売ったことによる酔っ払いが喧嘩を起こしたなど、問題があったらしいのだ。そのため、寮生の寮食の開放に対する理解は最近かなり低くなっているらしいのだ。

 しかし、その団体は、寮生への信用を勝ち取るためならどんな努力を惜しまない。こんイベントは年越しじゃなきゃ意味がないといって、なんとか例外として認めてくれないかと頼んでいたわけですね。もちろん、寮生側からいえば無茶な話だが、またその反対理由が過去トラブルを起こしその信頼を回復し、寮生へのイベントへ理解をさせるには1月半じゃムリって理由っぽいんだよな。それで永遠1時間半くらい論戦が続きついに11時を過ぎた。私は最初ははじめての団体だし、今日はでしゃばらずおとなしくしとこうと思っていた。しかし、とうとう我慢できなくなった。気がつけば議長に対し手をあげていた。

 「過去の反省をし、寮生の信用を勝ち取るために努力を惜しまない態度はすごいと思うし、年越しじゃなきゃ意味がないという熱意も伝わった。しかし、ここで例外を認めるのは不公平である。我々は半年後に備え、忙しい中今から出席しているのだ。ここで例外が認められるなら、我々だって1月こことりたい(ここは口が滑って言いすぎた、テロプロ祭はなからここ考えてないし)。マニュアル改正を知らなかったのは気の毒だが、情報というものは知らなかったから仕方ないなどは通用しない」と言ってしまった。初めて出席する身でこんなずうずうしいこと言うのはどうかと思ったが、私は一度心に思ってしまったことは口にださずにはいられない人間である。黙っていたほうが特になる場面でも、言わずにはいられないのだ。ただ自分で言うのもなんだが、この発言のおかげで、永遠に続きそうだったこの会議も採決案がでて終わることができたと思う。

 会議終了後、初めてなのにこんな態度でかくて(あの発言後もかなり色々意見言った)すいませんといったら、議長の方に「外部の団体の人って、うちを貸しホール扱いして、自分のとこの予約以外は議題にロクに意見ださないのに、君はいっぱい発言してくれて偉い」と言ってくれた。かくいう私も実は楽しかった。私はとにかく自分の意見を言いまくって、人に言いたくて仕方ない人間である。しかし、紫の会議や普段付き合ってる友人の前で自分の主張を声高に叫んでも、また響の長い話が始まったと煙たがられるだけである。しかし、ここではたくさん主張した人が褒められる。主張好きの人間にとって、知的レベルの高い人間と討論し勝つことはすごい喜びだ(知的レベルが高い方が返って戦いやすい、そもそも普段いる人は私がなんか言ってもうざったいと逃げて戦ってくれないもん)。こんな楽しいことはない。公演が終わっても、この会議には出席したいと思った。

 ただ、普通の演劇人(そう書くと私は知的レベルが高いって、他の人を馬鹿にしてるみたいで嫌味だな)には厳しい小屋かもね。なぜ寮食が開放されてるかは、吉田寮の魅力を広めたいの他に、京大独立法人化にとまない、自治をつぶすため大学側が吉田寮解体を強行した場合外部に協力者をつくるためと思われる。つまり、寮解体が強行された場合、ゲバ棒持って立てこもる覚悟がないとここは使えないなと思った。それは言いすぎだが、公演の時だけ使用するだけじゃなく、普段から寮生との交流をしなきゃダメだなと思った。幸い、6月に来た時のこと覚えててくれた人もいた。これからもヒマがあったら遊びにこよう。

 やはり自分のいいたいことは遠慮せずどんどん喋って、はっきり主張するのがかっこいいね、とこの日記を締めくくろうと思ったら、勝二さんの日記に弱い犬ほどよく吼えると書いてあった。うーむ、やっぱり勝二さんとは合わないのか?悲しいな


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