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2004/11/13(土)
高間大使の素敵な一日
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最近飲んでばかりだ。吉田寮行った日も終わってから、キセキの演出陣打ち上げした、まあ実家組の武とヨウゲツはいなかったが。琥珀がベロベロに酔っていて可愛かった。
さて、今日はワンドリングパーティーの「小村大使の素敵な一日」を見に行った。ワンパの芝居を見に行くのは初めて。というか、誰一人知り合いのいない芝居を見に行くなんてかなり珍しい。今年に入って30本くらいは芝居見てるが、知り合いがいないのは3・4本くらいちゃうか?まあ、演劇界なんて縁故だからねえ。
それを見に行ったのは、ひとえにこの素敵なタイトルにそそられた(やっぱりタイトルは重要だ)のと、イラク人質事件を基に、それに対応する外交官の右往左往をリアルタイムでやるシチュエーションコメディということで、いかにも私が大好きなあらすじである。と、いうか「朝まで生ゴヅラ」と発想が似てるので(しかも生ゴヅラの方がシチュエーション馬鹿馬鹿しすぎるので、あちらの方がリアルだし)先にやられたのは悔しい。
ってなわけで、感想はBBSにも書きましたが、こちらでも詳しく。シチュエーションコメディとしては楽しめませんでした。ギャグのあるリアルタイムの芝居って感じです。
もう、全ステージ終わってるので詳しく書きます。ようは人質がとられ、犯人側の要求通り自衛隊撤退するか否かで、対応が二転三転するのだが、それが登場人物の心境の変化によるものなのだ。つまり、ヒューマンドラマになってしまってるのだ。事件への対応を描いたシチュエーションコメディなら、情報が二転三転したり、状況がころころ変わるため、その結果対応が右往左往してしまうというところが、笑えるところなのに。加えて、個々の小ネタもあまり笑えなかったのだな。あと、シチュエーションを4月の人質事件を忠実に再現しすぎ(人質が3人だとか、犯人が既存のテロリストではなく地元の自警団だとか)思います。そのせいで、制約が多すぎてもう少しで状況笑えそうなところが、笑わせられていなかった。ドキュメンタリーつくってるわけじゃないんだから、もっと作者の都合のいいように状況変えてもいいのにと思った。
むしろ、最初からヒューマンドラマとして名うっておけば、なかなかのものだったのではと思います。役者のレベルは高かったし、人質事件や外務省の役人行動原理や、キャリアとノンキャリオの確執などの人間模様がかなりよく調べている(かく言う私はテリー伊藤の本読んだくらいなので偉そうなこと言えんが)なと思いましたし、そのため人間はかなりよく描けているなと思いました。主張もはっきりしてるし、それなら状況を今井君の事件とまったく同じにした意味もでてくるし。
そのせいで、シチュエーションコメディとしては面白くなかったのかもしれない。つまり登場人物が短時間で成長しすぎてるのだ。人間1時間半で、そう簡単に成長するもんではないだろう。同じ失敗をくりかえす馬鹿が馬鹿なことする方がコメディとしては面白いのではないかに。まあ、同じような作風を目指す先輩の作品をみて、学べるところもあったし、自分ならこうしてもとお面白くするのにというところもあり、大いに刺激をうけました。やっぱり生ゴヅラはどっかでやりたくなったね。
夜は、ひろたとチハルを自宅に招き久々に桃鉄大会を開催した。この二人と桃鉄するのははじめて、もう一人誘ったが、ヨウスケや平は私のあまりの卑怯かつ姑息なプレースタイルに嫌気が差してきてくれなかった。ひろたは、「ヒビサマの汚い手を見てみたい」と言われたので、今回も思う存分汚い手(とりかえっこカードで財産を奪う。わざと目的地に入らない。行き止まりに行った奴をうんちでとじこめる。ドジラに襲われてもモモトラマンださない、までは普通だが、自分の物件がある都市でも相手の方が損害が大きいならいいやといってださないまでやった)を見せてやったら、さすがヒビサマだと喜んでいた。しかし、私の汚い手はあくまで勝つための手段。自分が得をしないいじわるはしない。その点チハルは、自分が特にならない場面でいじわるをしていた。果たして、保身のためのいじわると、趣味のいじわるってどっちが悪質なんだろう?そう考えさせられました。
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