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2004/11/16(火)
脚本は聖典か
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紫の方は役者なんで台詞覚えなあかんのですが、演出・助演から野田秀樹の本は言葉が命だから、一言一句違えず覚えてくれといわれた。大ピンチである。私は芝居人生というか、はじめてでた学芸会の劇から15年間、一度も正確に台詞を覚えたことなどない。暗記は苦手じゃない(衆議院議員480人全員覚えてるんだから)し、台詞覚えは遅い役者ではないが、基本ニュアンス覚えしかしないので、微妙に違う風にしか覚えない。意味はあってるから今までは問題にはならなかったが。しかし、いくら野田だからて、一言一句違えずってのは・・・。コーランじゃないんだから。野田の味である言葉遊びの部分は大事にするのは当然だが、どうみても言葉遊びじゃない部分も正確にいかなあかんのかな?てかアドリブできないじゃん。そりゃ辛すぎる。
でも、実際アドリブと練習を重ねた言葉ってどっちが笑えるんだろう?深海では明確に狙ったネタより天声がうけたけど。さりとて、いくらコメディでも狙って出来なきゃとも考えられるし。
ギャグじゃなくても、自分の思いを考えに考え抜いた台詞で言うのと、その場でぱっとアドリブで言うのではどちらが心をうつのでしょう?
お客さんの立場になってどっちがいいかわかるようになるにこしたことはないんですが、難しいものです。やっぱしお客さんのためといいながら、自分のやりたい芝居しかしてないのかな?
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