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2004/03/27(土) グッバイ・ニュース・スター
 昨日は朝までDOSの飲み会だったので、帰宅したのは6時半すぎだった。すぐ寝たいところではあったが、私には目的があった。それは録画していたニュース・ステーションの最終回、すなわち久米宏最後の勇姿を見ることだ。
 私が時事ネタ好きなのは、この日記の愛読者ならばわかるだろうが、私はニュースが大好きだ。ニュースは本当におもしろい。芝居やって、とくに自分で脚本書いていてこんなこと言うのは、チト悲しいが、創作した話は実際におこったニュースの面白さには絶対にかなわないと思う。まさに事実は小説より奇なり。
 ニュースをみない新聞を読まない奴は馬鹿だと思う。私はそういう方はその面においてのみだが、軽蔑してる。しかし、紫はニュースみない馬鹿が多い、高校時代うちのこうこうなんてそうレベルの高い学校じゃなかったけど、クラスみんなニュース見てたぞ、01年の自民党総裁選の時なんか、候補者4人小泉、橋龍、亀井静香、麻生太郎の物真似とか流行ってたもん(私は亀井担当でした)。ほとんどにお人はニュースもみてないというだけで、ほかに尊敬すべ域立派な部分があるから、別にニュースみてないからって友達になれないわけじゃないけど、時事ネタが通じないとどうしても馬鹿だと思ってしまう。もう恋人までいくと、ニュースみたない奴は完璧にダメ、以前ニュースみない人とつきあっていたが、うまくいってる時はいいけど、なにか揉め事があるとこいつは所詮ニュースもみない女だと見下した態度とってしまうもの。やはりお互い尊敬しあえないと、つきあってもうまくいかないでしょ。ですからヒビサマファンはちゃんとニュースを見てください。
 そんな私のニュース好きを決定的にしたのは、ニュースステーション、そして久米宏だろう。私は小学生のころは10時前には寝ていたから、見始めたには中学生以降だろうが、丁度その頃今まで楽しく見てた、ドラマやバラエティーがだんだん下らねえなと思い始めてた頃なので、ニュースの面白さにすっかり虜になった。小宮の悦っちゃんや、大石恵はかわいかったし。森永さんやバナナ不倫で降板した菅沼栄一郎はこっこよかったし、川平慈英など濃いキャラも大好きだ。
 久米さんは、私のような立場。すなわちアンチ自民党、アンチジャイアンツの反権力志向の強い人にとってはヒーローだ。彼は常に時の権力者に叩かれながらも、批判し続けていた。しかし、その戦い方は真っ向勝負というより、ナナメからすかした皮肉な嫌味、そして笑いを追及したものであったのではないかと思う。我々のような左よりの人間にとっての二大キャスターといえば、もう一人は筑紫哲也であるが、ある雑誌で久米さんが語ったところによれば、筑紫さんは「天下国家、地球の未来の平和のために報道をしている」らしい、ニュース23の真面目な番組作りをみるとそのことがよくわかる。しかし久米さんは「ニュースをバラエティとして(要はぴったしカンカンの頃と同じノリで)面白く伝える」ことを心がけているそうなのだ。
 これを聞くとオカルトに対する二人の大槻のことと似ている。すべての心霊現象、超常現象がインチキであることはまともな大人なら明白な事実としてうけとめられる(られない人も多いが)ことであるが、その中でも大槻教授は、そのようなものにみんなが騙されないよう真面目に頑張っている。その姿勢は私もとても尊敬しているが、一方大槻ケンヂの姿勢はより好きだ。彼の姿勢は、オカルト否定は当たり前の前提として、それを楽しみ、笑い飛ばすことというスタンスをとっている。それはとても素敵なことだと思う。
 もちろん私は筑紫さんも尊敬している。真面目なことほどすばらしいものはない。私の近くにも筑紫ファンはいる、ミホミホなんかは熱狂的なチクシストらしい。それを聞くと彼女は真面目なんだなと思う。私も見習いたいが、皮肉な嫌味が大好きで、何事も笑い飛ばすことが大好きな私はやはり久米さんこそが一番のニュース・スターなのだ。
 と、いうことで私は名残惜しみながら最終回をみた。そして最後の挨拶でも久米さんは涙をみせることなく、最後までいい話をしてると見せかけて、くだらないギャグをおりまぜた皮肉な話をしながら悪ぶってブラウン管の中から去っていった。泣いたのは私の方だった。彼はこの先どうするんだろう。反自民の旗でとして民主党から参院選出るという噂もあるが、むしろ久米さんのバラエティー時代を知らない我々の世代にとっては、そういう番組にでるのもみてみたい。
 再来週からは、番組名も改め古館伊知郎が司会だ。彼はテレビではただのおしゃべりにしか見えんが、著書を読むとセンターレフトの思想を持ったまともな人だ。ぜひ、久米さんのもっていた反権力・笑い思想を受け継ぎ、頑張ってほしい。後は個人的には、爆笑問題のニュースも見たいね。田中がニュース読んで、太田がボけるみたいな。
 それでは久米さん長い間お疲れ様でした。グッバイ・ニュース・ステーション。グッバイ・ニュース・キャスター。そして、グッバイ・ニュース・スター。


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